競艇の平均STとは?目安・見方・予想への使い方を初心者向けに解説
競艇の出走表を見ていると、「平均ST」という数字を目にすることがあります。
たとえば、
- 平均ST 0.12
- 平均ST 0.15
- 平均ST 0.18
といった数字です。
競艇を始めたばかりの方にとっては、「この数字は何を表しているのか」「何秒なら速いのか」「予想ではどう使えばいいのか」が分かりにくいかもしれません。
平均STは、レーサーのスタート傾向を知るための重要なデータのひとつです。
ただし、平均STだけでレースを判断するのではなく、コース・モーター・展示など他のデータと組み合わせて見ることが重要です。
この記事では、平均STの意味から見方、舟券予想での活用方法まで初心者向けに分かりやすく解説します。
競艇のSTとは?
STとは「スタートタイミング」の略です。
ボートレースでは、大時計が0秒を指してからスタートラインを通過するまでのタイミングを、100分の1秒単位で表します。BOAT RACE公式でも、STはスタート0秒を基準としたタイミングとして説明されています。
たとえば、
ST 0.15
なら、0秒を基準として0.15秒のタイミングでスタートラインを通過したことを表します。
基本的には、数字が小さいほど速いスタートです。
0.20より0.15、0.15より0.10のほうが、スタートタイミングとしては速いことになります。
平均STとは?
平均STとは、レーサーが出走したレースのスタートタイミングを平均した数値です。
BOAT RACE公式では、平均STについて「数値が低いほどスタートが得意」と説明されています。
たとえば、
A選手:平均ST 0.13
B選手:平均ST 0.18
だった場合、過去のスタート傾向だけを見ると、A選手のほうが速いスタートを切っていることが多いと考えられます。
平均STを見ることで、
- スタートが速いタイプなのか
- 比較的慎重なタイプなのか
- 他の選手と比べてスタート力があるのか
といった傾向を確認できます。
平均STは何秒なら速い?
平均STを見るときに気になるのが、
「何秒なら速いのか?」
という点です。
BOAT RACE公式の用語辞典では、平均STについて0.17以内ならかなり優秀で、SG常連のトップレーサーには0.15を切る選手も多いと説明されています。
目安として考えるなら、次のように見ると分かりやすいでしょう。
| 平均ST | 見方の目安 |
|---|---|
| 0.10〜0.12 | 非常に速い |
| 0.13〜0.15 | かなり速い |
| 0.16〜0.17 | 速い部類 |
| 0.18〜0.19 | やや慎重 |
| 0.20以上 | 慎重な傾向 |
ただし、この表はあくまで目安です。
平均STが0.13だから必ず好スタートを切るというわけではありません。
実際のスタートは、コースや風、レース状況などによって変わります。
ST0.10とST0.20ではどれくらい違う?
数字だけを見ると、
0.10秒の差
しかありません。
しかしボートレースでは、この0.10秒がレース展開に影響することがあります。
たとえば3号艇がST0.10、2号艇がST0.20だった場合、3号艇がスタートで前に出ることで、2号艇を叩いて攻める形になる可能性があります。
反対に、外側の艇がスタートで遅れると、内側の艇が余裕を持って第1ターンマークへ向かいやすくなります。
つまり平均STは、
「誰がスタートで前に出そうか」
を考えるための材料になります。
平均STが速いと何が有利?
平均STが速い選手には、レース展開上いくつかのメリットがあります。
第1ターンマークで有利な位置を取りやすい
スタートで前に出ることができれば、第1ターンマークまでの位置取りで有利になりやすくなります。
特に1コースの場合、外の艇より先にスタートできれば、自分のターンをしやすくなります。
まくりを狙いやすくなる
3コースや4コースの選手が速いスタートを切ると、内側の艇に対して外から攻める「まくり」の展開になることがあります。
そのため外枠の選手を見るときは、平均STも確認しておきたいデータです。
周囲の艇にも展開が生まれる
スタートが速い選手の存在は、その選手だけではなく隣の艇にも影響します。
たとえば4号艇が強く攻めることで、5号艇に差すスペースが生まれることもあります。
このように平均STは、レース全体の展開を考える材料として使うことができます。
平均STだけで予想してはいけない理由
平均STは重要ですが、
平均STが一番速い選手を買えばいい
というわけではありません。
ボートレースでは、スタート以外にも多くの要素が結果に影響します。
BOAT LABでは、平均STとあわせて主に次のデータを確認します。
- 枠番・進入コース
- コース別成績
- 選手成績
- モーター成績
- 今節成績
- 展示情報
- スタート展示
- F(フライング)状況
- レース全体の並び
平均STは、この中のひとつの判断材料として考えるのがおすすめです。
コースと平均STをセットで見る
平均STを見るときは、コースも重要です。
同じレーサーでも、1コースと4コースでは求められるスタートやレースの組み立てが異なります。
たとえば、
1号艇の平均STが0.14
であれば、インから安定したスタートを切れるかどうかを見る材料になります。
一方、
4号艇の平均STが0.11
なら、カドからスタートで攻める可能性を考える材料になります。
そのため、
平均STだけを見るのではなく「何コースから走るのか」とセットで確認することが重要です。
平均STと展示STの違い
平均STと混同しやすいのが「展示ST」です。
この2つは意味が違います。
| データ | 意味 |
|---|---|
| 平均ST | 過去のレースから分かる普段のスタート傾向 |
| 展示ST | その日のスタート展示で記録したST |
簡単に言えば、
平均ST=普段のスタート力
展示ST=当日のスタート感覚を見る材料
です。
たとえば平均ST0.17の選手が、その日のスタート展示で非常に速いタイミングを見せていれば、当日のスタート感覚が良い可能性があります。
ただし、展示と本番は同じ条件ではないため、展示STだけをそのまま本番のスタートとして考えるのは避けたいところです。
F持ちの選手にも注意する
出走表では平均STと一緒に、
F
という表示を見ることがあります。
Fはフライングを表します。
フライングを抱えているレーサーの場合、その状況もスタートを考えるうえで確認しておきたいポイントです。
そのため、
平均STが速いから攻める
と単純に考えるのではなく、
- 平均ST
- Fの有無
- スタート展示
- コース
などを一緒に確認します。
BOAT LABでは平均STをどう見る?
BOAT LABでは、平均STだけで選手を評価するのではなく、複数のデータを組み合わせてレース展開を分析します。
たとえば1号艇を見る場合、
平均ST
だけでなく、
1コース成績
モーター成績
展示情報
今節成績
なども確認します。
仮に1号艇の平均STが0.13と速くても、外側にさらにスタート力の高い選手が並んでいたり、展示気配が悪かったりすれば、イン逃げの信頼度は変わってきます。
反対に、
- 1コース成績が優秀
- 平均STが安定
- モーター気配が良い
- 展示内容も良い
といった条件がそろえば、1号艇を中心に考えやすくなります。
BOAT LABでは、
ひとつの数字ではなく、複数のデータからレースを読む
ことを基本としています。
平均STを見るときのポイント
平均STを見るときは、次の5点を意識すると分かりやすくなります。
1. 数字が小さいほど速い
平均STは基本的に、数字が小さいほどスタートタイミングが速い傾向があります。
2. 他の選手と比較する
1人の平均STだけを見るのではなく、6艇を比較します。
3. コースと一緒に見る
何号艇・何コースから走るのかによって、平均STの意味も変わります。
4. 当日の展示も確認する
平均STは過去のデータです。
本番当日の気配を見るために、スタート展示や展示内容も確認します。
5. 平均STだけで舟券を決めない
モーター、コース成績、選手成績など、他のデータと組み合わせて判断することが重要です。
まとめ
平均STは、レーサーのスタート傾向を見るための重要なデータです。
基本的には、
数字が小さいほどスタートが速い
と覚えておけば問題ありません。
BOAT RACE公式でも、平均STは数値が低いほどスタートが速く、0.17以内は優秀な水準として紹介されています。
ただし、平均STだけでレースを判断するのではなく、
平均ST × コース × モーター × 展示 × 選手成績
というように、複数のデータを組み合わせて考えることが大切です。
BOAT LABでは、こうした各種データをもとにレース展開を分析しています。
平均STの見方を覚えたら、次は「展示タイム」や「モーター2連対率」の見方も覚えると、レースデータをさらに深く読めるようになります。