競艇の直前情報を見ると、
展示タイム
が表示されます。
たとえば、
1号艇 6.72
2号艇 6.69
3号艇 6.75
4号艇 6.66
5号艇 6.73
6号艇 6.78
なら、
4号艇が展示タイム1位です。
この数字を見ると、
「4号艇が一番速いから買いなのでは?」
と思いたくなります。
しかし、
展示タイム1位=今回のレースで最も強い艇
とは限りません。
展示タイムは重要な直前データですが、主に見るのは直線の気配です。
実際のレースでは、
コース
平均ST
モーター
展示ST
ターン気配
相手関係
なども結果に影響します。
BOAT LABでは、
展示タイム × コース × 平均ST × モーター × 展示ST
というように複数のデータを組み合わせて評価します。
この記事では、展示タイム1位をどのように予想へつなげればよいのかを詳しく解説します。
展示タイム1位はプラス材料
まず前提として、
展示タイム1位はプラス材料
です。
同じレースを走る6艇の中で直線タイムが最も良いので、
伸びが良い可能性
を考えることができます。
特に、
3コース
4コース
の艇が展示タイム1位なら、
スタート後に内側へ攻める力があるかもしれません。
ただし重要なのは、
その伸びを今回のコースで生かせるか
です。
展示タイムは「直線」を見るデータ
展示タイムが良いからといって、
ターンも良い
スタートも良い
選手成績も良い
という意味ではありません。
たとえば、
展示タイム1位
でも、
平均ST 0.20
6コース
モーター下位
なら、
直線気配だけで1着候補にするのは慎重に考える必要があります。
つまり、
展示タイムは艇の強さ全体を表す数字ではない
ということです。
展示タイム1位でも6コースなら評価は変わる
たとえば、
6号艇
6コース
展示タイム1位
だったとします。
直線気配は良いと考えられます。
しかし6コースは外側からのスタートなので、
1着まで届くには不利な条件です。
この場合BOAT LABでは、
展示タイム1位だから1着本命
ではなく、
2着・3着への食い込み
や、
展開が向いたときのまくり差し
を考えることがあります。
つまり、
同じ展示1位でも、
1コースと6コースでは価値が違う
ということです。
1号艇が展示タイム1位なら強い?
1号艇で展示1位なら、かなり良い材料です。
たとえば、
1号艇
1コース1着率 80%
平均ST 0.13
展示タイム1位
モーター上位
なら、
かなりイン逃げを評価しやすい条件です。
なぜなら、
コース有利
+
スタート安定
+
直線気配良好
+
モーター実績良好
と複数のプラス材料が重なっているからです。
重要なのは、
展示1位だから強いのではなく、他のデータも強い
という点です。
展示1位でも1号艇を疑うケース
逆に、
1号艇
展示タイム1位
でも、
平均ST 0.21
F1
1コース1着率 40%
なら、
展示1位だけで安心はできません。
さらに、
3号艇 平均ST0.10
4号艇 平均ST0.11
など、外にスタートの速い艇がいるなら、
イン逃げの信頼度を下げる材料になります。
つまり、
展示タイム1位でも弱点があれば過信しない
ことが重要です。
3号艇が展示タイム1位の場合
3コースは攻めやすい位置のひとつです。
たとえば、
3号艇
平均ST 0.11
展示タイム1位
モーター上位
なら、
かなり注目したい条件です。
特に、
1号艇 0.18
2号艇 0.17
なら、
3号艇がスタートから先行し、
まくり
を仕掛ける可能性を考えます。
しかし、
3号艇自身の1着
だけではありません。
3号艇が攻めることで、
4号艇に展開が向く
可能性もあります。
4号艇が展示1位なら特に注目
4号艇は通常、カドになることが多い位置です。
そのため、
4号艇
平均ST 0.10
展示タイム1位
なら、
非常に注目したい組み合わせです。
ダッシュから十分な助走を取り、
さらに直線気配も良い
なら、
内側へ攻める条件が揃います。
この場合、
4号艇まくり
だけでなく、
4号艇が攻める
↓
内側が崩れる
↓
5号艇に差し場
という流れまで考えます。
展示タイムと平均STを組み合わせる
展示タイムと相性が良いのが平均STです。
簡単に分けると、
平均ST=スタート力
展示タイム=直線気配
です。
たとえば、
平均ST 0.11
展示タイム1位
なら、
スタートも速く、スタート後の伸びも期待できる
という組み合わせになります。
一方、
平均ST 0.20
展示タイム1位
なら、
伸びは良くてもスタートで出遅れる可能性
を考えます。
つまり、
スタート前とスタート後
の両方を見ることが重要です。
BOAT LAB ANALYSIS|平均ST+展示タイム
たとえば、
| 艇 | コース | 平均ST | 展示順位 |
|---|---|---|---|
| 1号艇 | 1 | 0.17 | 3位 |
| 2号艇 | 2 | 0.18 | 5位 |
| 3号艇 | 3 | 0.11 | 1位 |
| 4号艇 | 4 | 0.14 | 2位 |
| 5号艇 | 5 | 0.16 | 4位 |
| 6号艇 | 6 | 0.20 | 6位 |
なら、
3号艇は、
平均ST1位クラス
+
展示タイム1位
です。
この場合、
3号艇がレースを動かす可能性
を高く評価します。
つまり、
展示タイムは順位だけでなく、
スタート力と同じ艇に強い材料が集まっているか
を見ることがポイントです。
展示タイムとモーターを組み合わせる
展示タイムとモーター2連対率も重要な組み合わせです。
ケースA
モーター上位
展示1位
→ 過去実績も現在気配も良い
ケースB
モーター上位
展示6位
→ 過去実績は良いが当日の直線気配に不安
ケースC
モーター下位
展示1位
→ 過去実績は低いが今日は動いている可能性
ケースD
モーター下位
展示6位
→ 機力面では評価しにくい
このように、
過去+現在
の2つを比較します。
モーター下位なのに展示1位の場合
これは意外と面白いケースです。
たとえば、
モーター2連対率 27%
展示タイム1位
なら、
過去の数字は低いですが、
現在は調整が合っている
可能性があります。
さらに、
今節成績も良い
なら、
モーター数字だけで評価を下げる必要はありません。
BOAT LABでは、
現在の気配を上方修正する材料
として展示を使います。
展示タイム1位と2位の差を見る
展示を見るときは、
順位だけではなく差も重要です。
たとえば、
ケースA
1位 6.69
2位 6.70
3位 6.71
なら、ほぼ僅差です。
一方、
ケースB
1位 6.62
2位 6.71
3位 6.73
なら、
1位だけかなり速い
と見ることができます。
同じ展示1位でも、
どれくらい抜けているか
によって評価は変わります。
0.01秒差を過大評価しない
たとえば、
1位 6.70
2位 6.71
なら、
わずか0.01秒差です。
この差だけで、
「1位の艇が圧倒的に強い」
と判断する必要はありません。
むしろ、
コース
平均ST
モーター
の差を見る方が重要な場合があります。
BOAT LABでは、
僅差なら展示順位をほぼ同等評価
することもあります。
展示タイムだけではターン気配が分からない
展示タイムは主に直線を見る数字です。
しかし実際のレースでは、
第1ターンマーク
が非常に重要です。
直線が速くても、
ターンで大きく流れる
出口で艇が進まない
という場合があります。
そのため、
周回展示の動き
も確認したいところです。
特に、
ターン後にしっかり前へ押しているか
を見ることで、
出足や回り足の状態を判断する材料になります。
「伸び」と「出足」は同じではない
展示タイムが良い場合、
直線の「伸び」
が良い可能性があります。
しかし、
ターン後の「出足」
まで良いとは限りません。
たとえば4号艇なら、
伸びが良い
→ まくりに向きやすい
という評価ができます。
一方2号艇なら、
差しを狙うために出足が重要
になるケースがあります。
そのため、
コースによって欲しい機力も違う
と考えると分かりやすいです。
展示STも合わせて見る
展示タイムだけではなく、
展示ST
も確認します。
たとえば4号艇が、
展示タイム1位
展示ST 0.03
平均ST 0.11
なら、
直線も良く、
展示でもスタートを踏み込んでいて、
普段からSTも速い
という状態です。
これはかなり攻める条件が揃っています。
逆に、
展示タイム1位
展示ST0.25
平均ST0.19
なら、
伸びは良くてもスタート面に不安
と考えます。
展示STのFには注意
たとえば、
展示タイム1位
で、
展示ST F.03
だったとします。
一見すると、
かなり強い展示
に見えます。
しかし本番では、
展示で早すぎたタイミングを修正する
可能性もあります。
そのため、
展示F=本番も超速スタート
とは考えません。
特にF持ちの選手なら、本番で慎重になる可能性も意識します。
展示1位でもF持ちならどう見る?
たとえば、
4号艇
展示1位
平均ST0.12
F1
だった場合。
まず機力は評価します。
しかし、
本番のスタートでどこまで踏み込めるか
については少し慎重に見ます。
ここで展示STも速ければ、
F持ちでも展示では攻めている
と確認できます。
つまり、
F持ち × 平均ST × 展示ST
まで組み合わせます。
展示タイムは競艇場をまたいで比較しない
展示タイムを見るときは、
別競艇場のタイムを単純比較しない
ことも重要です。
たとえば、
A場で6.70
と、
B場で6.75
だから、
A場の艇の方が強い
とは言えません。
水面や計測条件などが異なるためです。
基本的には、
同じレースの6艇で比較
すると分かりやすくなります。
今節の展示推移も見る
可能なら、
今回のレースだけでなく、
今節の展示タイムの推移
を見るのも有効です。
たとえば、
初日 5位
2日目 3位
3日目 1位
なら、
調整が上向いている可能性があります。
逆に、
初日 1位
2日目 2位
3日目 6位
なら、
状態が変わっているかもしれません。
単発の展示順位だけでなく、
流れ
を見るとさらに深く分析できます。
展示1位を買う前に確認する5項目
展示タイム1位を見つけたら、次の順番で確認すると分かりやすいです。
1. コース
その伸びを生かせる位置か。
2. 平均ST
スタートから先行できるか。
3. モーター
過去の機力評価にも裏付けがあるか。
4. 展示ST
当日のスタート気配はどうか。
5. 周回展示
ターンや出足も悪くないか。
この5項目を確認してから、
本当に展示1位を高評価するか決めます。
BOAT LAB ANALYSIS|6艇比較
たとえば、
| 艇 | コース | 平均ST | モーター | 展示順位 | 展示ST |
|---|---|---|---|---|---|
| 1号艇 | 1 | 0.14 | 上位 | 2位 | 0.13 |
| 2号艇 | 2 | 0.17 | 中位 | 5位 | 0.18 |
| 3号艇 | 3 | 0.15 | 中位 | 4位 | 0.14 |
| 4号艇 | 4 | 0.11 | 上位 | 1位 | 0.05 |
| 5号艇 | 5 | 0.16 | 下位 | 3位 | 0.15 |
| 6号艇 | 6 | 0.19 | 中位 | 6位 | 0.20 |
だったとします。
1号艇も、
コース
平均ST
モーター
展示
のバランスが良いです。
しかし4号艇は、
4コース・カド
平均ST0.11
モーター上位
展示1位
展示ST0.05
です。
この場合BOAT LABでは、
4号艇が今回の展開を作る可能性
をかなり意識します。
4号艇が攻める
↓
1号艇が抵抗
↓
2・3号艇が苦しくなる
↓
5号艇に展開が向く
という形まで考えます。
展示1位を「買う艇」ではなく「展開を作る艇」として見る
ここが最も重要です。
展示タイム1位を見ると、
「この艇を買うか?」
と考えがちです。
しかしBOAT LABでは、
この艇がレースへどんな影響を与えるか
を考えます。
たとえば4号艇展示1位なら、
4号艇が勝つ
だけではなく、
4号艇が攻めることで、
5号艇が有利になる
可能性があります。
つまり展示タイムは、
買う艇を直接決める数字
ではなく、
展開を作る艇を見つける数字
として使うことができます。
危険な展示1位のパターン
次のような場合は、展示1位でも過信しません。
6コース
直線が良くても位置が不利。
平均STが遅い
伸びを生かす前にスタートで遅れる可能性。
F持ち+展示F
本番でタイミングを修正する可能性。
モーター下位+今節低調
展示1回だけ良かった可能性。
ターン気配が悪い
直線は速くてもレース全体では不安。
このように、
展示1位の中身
を見ることが重要です。
強い展示1位のパターン
逆に評価しやすいのは、
展示1位
+
平均ST上位
+
モーター上位
+
3・4コース
+
展示ST良好
といった形です。
複数のデータが同じ艇に集まっているため、
攻める根拠が強くなる
からです。
特にカドの4号艇で揃えば、
レース全体の展開を左右する可能性があります。
BOAT LAB式|展示を見る順番
BOAT LABでは、展示タイムを次のように見ます。
STEP 1 展示順位
まず6艇の中でどの位置か確認。
STEP 2 タイム差
1位と2位、他艇との差を確認。
STEP 3 コース
その機力を生かせる位置か確認。
STEP 4 平均ST・展示ST
スタートから攻められるか確認。
STEP 5 モーター・周回展示
機力の裏付けとターン気配を確認。
最後に、
誰が誰を攻めるのか
へつなげます。
BOAT LABでは展示タイムをどう評価する?
BOAT LABでは、
展示タイム1位だから本命
とは考えません。
展示1位を確認したら、
コース
平均ST
モーター2連対率
展示ST
周回展示
相手関係
を追加します。
たとえば、
4号艇
展示1位
平均ST0.10
モーター上位
カド
なら、
かなり攻める可能性を評価します。
一方、
6号艇
展示1位
平均ST0.20
モーター下位
なら、
展示1位だけで1着評価を大きく上げません。
展示タイム × コース × 平均ST × モーター × 展示ST
複数の情報から、
その展示の良さが実戦でどう影響するのか
を見ることがBOAT LABの基本です。
まとめ
展示タイム1位は、競艇予想で重要なプラス材料です。
しかし、
展示タイム1位=必ず買い
ではありません。
展示タイムが主に示すのは、
直線の気配
です。
そのため、
コース
平均ST
モーター
展示ST
周回展示
と組み合わせる必要があります。
特に、
3・4コース
で、
平均ST上位
モーター上位
展示1位
が揃った場合は、
攻める艇として高く評価できます。
そして重要なのは、
「展示1位の艇が勝つか」
だけではありません。
その艇が攻めることで、周囲の艇にどんな展開が生まれるか
まで考えることです。
BOAT LABでは、
展示タイムを単なるランキングとしてではなく、
第1ターンマークの展開を読むための直前データ
として使います。