競艇の出走表や直前情報を見ていると、
- モーター2連対率 28.5%
- モーター2連対率 37.8%
- モーター2連対率 48.9%
といった数字が表示されています。
競艇を始めたばかりの方は、
「モーター2連対率って何?」
「何%なら良いモーターなの?」
「数字が高ければその艇を買えばいいの?」
と疑問に感じるかもしれません。
モーター2連対率は、そのモーターがこれまでどれくらい1着・2着に入っているかを見るためのデータです。
ただし、
モーター2連対率が高い=今回のレースで必ず好走する
という意味ではありません。
BOAT LABでは、
モーター2連対率 × 展示 × 選手成績 × コース × 平均ST
のように、複数のデータを組み合わせてレースを見ています。
この記事では、モーター2連対率の意味や目安、予想での使い方を初心者向けにわかりやすく解説します。
競艇のモーターとは?
競艇では、それぞれのレーサーが自分専用のモーターを持っているわけではありません。
開催ごとに使用するモーターが割り当てられ、そのモーターを整備・調整しながらレースに出場します。
そのため、
選手の実力だけではなく、どのモーターを引いたか
もレースを見るうえで重要な要素になります。
同じ選手でも、モーターの状態によって、
- 直線の伸び
- ターン後の加速
- 出足
- 行き足
などに違いが出ることがあります。
そのモーターの過去実績を見る代表的な数字が「モーター2連対率」です。
モーター2連対率とは?
モーター2連対率とは、そのモーターを使用した艇が過去のレースで1着または2着に入った割合を表した数字です。
たとえば、
あるモーターが100走して、
- 1着 20回
- 2着 15回
だった場合、
1着と2着を合わせて35回なので、
モーター2連対率は35%
となります。
計算のイメージは、
1着回数 + 2着回数 ÷ 出走回数 × 100
です。
より正確には、
(1着回数+2着回数)÷ 出走回数 × 100
で求めます。
BOAT RACE公式のモーター抽選結果ページでも、各モーターについて「2連対率」が掲載されています。
2連対率が高いほど良いモーター?
基本的には、
モーター2連対率が高いほど、これまで好成績を残しているモーター
と考えることができます。
たとえば、
| モーター | 2連対率 |
|---|---|
| 10号機 | 48.0% |
| 25号機 | 36.0% |
| 63号機 | 27.0% |
なら、過去実績だけを比較すると10号機が最も良い数字です。
実際にBOAT RACE公式のモーター抽選結果では、40%台後半のモーターが上位に並ぶ開催もあります。たとえば2026年8月の桐生では49.0%、48.9%、47.8%などのモーターがランキング上位に掲載されています。
ただし、
2連対率だけで「最強モーター」と判断するのは早い
という点には注意が必要です。
モーター2連対率は何%なら良い?
初心者の方が一番気になるのが、
「何%なら良いモーターなのか?」
という点でしょう。
大まかな目安としては、次のように見ると分かりやすいです。
| モーター2連対率 | 見方の目安 |
|---|---|
| 45%以上 | かなり高い |
| 40〜44% | 高い |
| 35〜39% | やや高い |
| 30〜34% | 標準的 |
| 30%未満 | やや低め |
ただし、この基準は絶対ではありません。
競艇場やモーターの使用開始時期によって数字の分布は変わります。
実際にBOAT RACE公式のページを見ても、開催によって上位モーターが50%前後の場合もあれば、30%台後半が上位になる場合もあります。
そのため、
「40%だから強い」と数字だけを見るより、その開催場のモーター全体の中で何位なのか
を見ることが重要です。
競艇場ごとにモーター2連対率を比較する
モーター2連対率は、別の競艇場同士で単純比較するより、
同じ競艇場のモーター同士で比較する
方が分かりやすいです。
たとえば、
A競艇場では上位モーターが45〜50%前後、
B競艇場では上位でも35〜40%前後、
というケースがあります。
そのため、
「42%だから必ず優秀」
ではなく、
その競艇場で42%が何位くらいなのか
を見る方が実戦的です。
使用開始直後のモーターには注意
モーター2連対率を見るうえで重要なのが「サンプル数」です。
モーターが使用開始されたばかりの場合、まだ出走回数が少ないため、2連対率が大きく変動することがあります。
たとえば、
10走して5回2着以内なら50%ですが、
100走して50回2着以内の50%とは、数字の安定度が違います。
つまり、
同じ50%でも、どれくらい使われてきたモーターなのかによって信頼度が変わる
ということです。
特に新モーター導入直後は、2連対率だけを強く信用しすぎない方がよいでしょう。
モーター2連対率が高くても勝てない理由
モーター2連対率が高い艇でも、必ず勝つわけではありません。
理由は、実際のレース結果にはモーター以外にも多くの要素が関係するからです。
たとえば、
- 選手の実力
- 進入コース
- 平均ST
- スタート展示
- 展示タイム
- 周回展示
- 当日のモーター調整
- レース展開
などがあります。
たとえば6号艇が高い2連対率のモーターを引いていても、大外6コースからのレースであれば1着まで届く難易度は高くなります。
反対に、1号艇がモーター上位で、1コース成績やスタートも良ければ、イン逃げを後押しする材料になります。
選手によってモーターの成績は変わる?
モーター2連対率は、そのモーターをこれまで使用した複数の選手による成績です。
つまり、
今走っている選手だけの成績ではありません。
過去に実力の高い選手が多く使用していれば、数字が押し上げられる可能性もあります。
逆に、数字がそれほど高くないモーターでも、整備や調整によって今節に気配が上向くことがあります。
そのため、
過去のモーター成績
と
今回の選手が実際に乗ったときの気配
を分けて考える必要があります。
モーター2連対率と展示タイムの違い
モーター2連対率と一緒に確認したいのが「展示タイム」です。
この2つには明確な違いがあります。
| データ | 主に見るもの |
|---|---|
| モーター2連対率 | モーターの過去実績 |
| 展示タイム | 当日の直線気配 |
簡単に言えば、
モーター2連対率=これまで
展示タイム=今日
です。
たとえば、
モーター2連対率48%
展示タイム6艇中1位
なら、
過去の実績も良く、その日の直線気配も良い
という判断材料になります。
一方で、
モーター2連対率48%
展示タイム6艇中6位
なら、
数字ほど当日の気配が良くない可能性も考えます。
モーター2連対率と展示をセットで見る
BOAT LABでは、ここを特に重視します。
モーター2連対率だけでなく、
- 展示タイム
- 周回展示
- 展示ST
- 今節成績
と組み合わせます。
たとえば、
モーター2連対率40%以上
でも、
展示タイムが悪い
ターンで流れている
今節着順も悪い
となれば評価を下げることがあります。
反対に、
2連対率30%前後でも、
展示タイム上位
ターン後の押しが良い
今節成績も上向き
なら、数字以上の気配がある可能性があります。
モーターの「出足」と「伸び」とは?
モーターを見るときは、「出足」「伸び」という言葉もよく使われます。
出足
ターン後など、低速から加速するときの力です。
出足が良ければ、ターン後に前へ押す力が強くなります。
特にインコースでは重要な要素のひとつです。
伸び
直線でスピードに乗ってからの力です。
伸びが良い艇は、直線で他艇より前へ出る可能性があります。
特に3・4コースなどから攻める艇では、伸びがレース展開に影響することがあります。
モーター2連対率は、こうした具体的な「足」の特徴までは直接教えてくれません。
そのため展示を見ることが重要になります。
1号艇のモーター2連対率を見るとき
1号艇の場合は、
イン逃げできる状態か
を見る材料としてモーターを確認します。
たとえば、
- 1コース成績が優秀
- 平均STが安定
- モーター2連対率が上位
- 展示も悪くない
なら、イン逃げを中心に考えやすくなります。
逆に、
モーター2連対率が低く、展示でも明らかに弱い場合には、1号艇だからという理由だけで過信しないようにします。
3・4号艇のモーターを見るとき
3号艇や4号艇では、
攻めるだけの機力があるか
を見ることが重要です。
たとえば4号艇が、
- モーター上位
- 展示タイム上位
- 平均STも速い
という条件なら、
カドからスタートして攻める展開を考えやすくなります。
さらに4号艇が攻めれば、5号艇に展開が向く可能性もあります。
モーターを見ることで、その艇だけではなく周囲の展開まで考えることができます。
モーター2連対率を見るときの5つのポイント
モーター2連対率を見るときは、次の5点を意識すると分かりやすくなります。
1. 数字だけでなく場内順位を見る
40%という数字だけではなく、その競艇場で何位のモーターなのかを確認します。
2. 使用期間を確認する
新モーターの場合はデータ数が少ないため、数字が安定していないことがあります。
3. 展示タイムと比較する
過去実績が良くても、当日の展示が悪ければ注意します。
4. コースと組み合わせる
どのコースから走るのかによって、モーターの良さを生かせるかどうかが変わります。
5. 今節成績を見る
今開催でそのモーターが実際にどのような走りをしているかも確認します。
BOAT LABではモーター2連対率をどう見る?
BOAT LABでは、
モーター2連対率だけを見て評価を決めることはありません。
主に、
モーター2連対率
展示タイム
周回展示
平均ST
コース別成績
選手成績
今節成績
を組み合わせます。
たとえば1号艇なら、
モーター上位
+
1コース成績が優秀
+
平均STが安定
+
展示も良好
となれば、イン逃げを評価しやすくなります。
一方、
モーター上位でも、
外にスタート力のある選手がいる
展示気配が悪い
1コース成績が低い
という場合には、別の展開も考えます。
モーター × 展示 × 平均ST × コース × 選手成績
ひとつの数字ではなく、複数のデータを組み合わせて考えることがBOAT LABの基本です。
まとめ
モーター2連対率は、
そのモーターを使用した艇が、過去に1着または2着に入った割合
を見るデータです。
基本的には数字が高いほど好成績を残しているモーターと考えることができます。
ただし、
40%だから絶対に良い
50%だから必ず勝てる
というものではありません。
競艇場によって数字の分布は異なり、使用期間や当日の調整状態によっても評価は変わります。BOAT RACE公式の実際のモーターランキングでも、開催によって上位の2連対率にはかなり差があります。
そのため、
モーター2連対率 × 展示 × 平均ST × コース × 選手成績
というように、他のデータと組み合わせて見ることが重要です。
モーター2連対率の見方を覚えると、単に「強い選手を買う」だけではなく、
選手+機力+当日の気配
という視点でレースを見られるようになります。