競艇予想では、
モーター2連対率
を確認する方は多いでしょう。
モーター成績が高ければ、
「この艇は機力がありそう」
と考えることができます。
しかし、
展示を見ると、
モーター上位なのに、
展示タイムが悪い。
逆に、
モーター下位なのに、
展示ではかなり良く見える。
ということがあります。
このとき、
モーターと展示、どちらを信用すればいいのか?
と迷うかもしれません。
BOAT LABでは、
どちらか一方を必ず優先する
という考え方はしません。
モーター成績は、
これまでの実績
展示は、
今回の直前状態
として使い分けます。
この記事では、
モーターと展示の評価が逆になったときの考え方を解説します。
モーター2連対率は何を表している?
モーター2連対率は、
そのモーターを使用した艇が、
過去にどれくらい2着以内へ入ったか
を見るためのデータです。
数字が高いモーターは、
これまで比較的良い成績を残してきた
と考えることができます。
つまり、
モーター2連対率は、
過去の機力実績
を見る材料です。
ただし、
今回のレースでも、
必ず同じ性能を発揮する
とは限りません。
展示は何を表している?
一方、
展示は、
今回のレース直前の気配
を見る材料です。
展示ST
展示タイム
周回展示
などから、
現在どのような動きをしているか
を確認できます。
つまり、
モーターが、
過去の実績
なら、
展示は、
現在の状態
と考えることができます。
BOAT LABでは「過去+現在」で見る
たとえば、
モーター1位
展示1位
なら、
非常に分かりやすいです。
過去も良い。
今回も良い。
という状態だからです。
一方、
モーター1位
展示6位
なら、
過去は良い。
しかし今回は目立っていない。
という状態です。
このように、
過去と現在を分けて考える
ことが重要です。
最も評価しやすいのは「モーター◎+展示◎」
まず、
最も分かりやすいパターンです。
たとえば、
4号艇
モーター2連対率上位
展示タイム1位
展示ST上位
周回展示も良好
だったとします。
この場合、
過去の機力評価
と、
直前気配
が一致しています。
さらに、
平均STも速い
4コース・カド
なら、
かなり攻め手として評価しやすくなります。
BOAT LAB ANALYSIS|モーターと展示が一致
たとえば、
| 艇 | モーター評価 | 展示順位 | 展示ST |
|---|---|---|---|
| 1号艇 | 3位 | 4位 | 0.15 |
| 2号艇 | 5位 | 6位 | 0.19 |
| 3号艇 | 4位 | 5位 | 0.17 |
| 4号艇 | 1位 | 1位 | 0.04 |
| 5号艇 | 2位 | 2位 | 0.08 |
| 6号艇 | 6位 | 3位 | 0.16 |
なら、
4号艇は、
モーター1位
展示1位
展示STも速い。
5号艇も、
モーター2位
展示2位。
この場合、
4号艇攻め → 5号艇追走
という展開をかなり作りやすくなります。
モーター◎+展示×ならどうする?
ここからが今回の記事の中心です。
たとえば、
4号艇が、
モーター1位。
しかし、
展示タイム6位。
周回展示も目立たない。
だったとします。
この場合、
モーター1位だから、
そのまま高評価
とはしません。
BOAT LABでは、
過去の機力評価は残しつつ、今回の評価を少し下げる
という考え方をします。
モーターが良くても展示で出ていないことはある
モーターそのものに実績があっても、
今回の調整
プロペラ
気象条件
乗り手との相性
などによって、
その良さが直前展示に出ていない
可能性があります。
そのため、
モーター成績だけを見て、
今回も必ず動く
とは考えません。
ただし展示1回だけでモーターを否定しない
逆に、
展示が悪かったから、
モーター1位を完全に無視する
のも慎重に考えます。
展示は、
今回の1回の直前情報です。
モーター成績は、
より長い期間の結果です。
そのため、
展示×だから即消し
ではなく、
評価を一段下げる
という使い方が自然です。
BOAT LAB式|モーター◎・展示×の評価
たとえば、
展示前は、
4号艇◎
だった。
モーター1位
平均ST上位
だったからです。
しかし展示後、
展示タイム6位
周回展示△
なら、
◎
↓
○
へ下げる。
ただし、
平均ST
コース
という強い材料は残っているため、
完全には消さない。
というように調整します。
モーター×+展示◎ならどうする?
逆のケースもあります。
モーター2連対率は下位。
しかし、
展示タイム1位。
周回展示も良い。
この場合、
BOAT LABでは、
現在の気配が上向いている可能性
を考えます。
ただし、
展示だけで、
一気に本命へ上げる
という考え方はしません。
展示で現在の良さが見えるケース
たとえば、
5号艇が、
モーター5位
だったとします。
しかし、
展示タイム1位
周回展示◎
展示STも良い。
さらに、
4号艇が強い攻め手。
この場合、
5号艇は、
モーター成績以上に、
今回走れる可能性があります。
特に、
4号艇の攻めを利用する、
2・3着候補
として評価を上げることができます。
モーター下位でも調整で変わる
モーター成績は、
これまでの使用者や調整状態を含んだ結果です。
しかし、
今節の調整によって、
動きが改善していることもあります。
そのため、
モーター下位
だから、
永遠に弱い
と考える必要はありません。
展示で良い動きが出ていれば、
今回の状態を重視して評価アップ
することができます。
ただし展示◎だけでは足りない
たとえば、
6号艇が、
モーター6位
展示1位
だったとします。
しかし、
6コース
平均ST0.21
展示STも遅い
なら、
展示タイム1位だけで、
1着本命
にはしません。
重要なのは、
その展示の良さを今回のコースで生かせるか
です。
BOAT LAB式|4つの基本パターン
モーターと展示の関係は、
4つに分けると整理しやすくなります。
パターン1|モーター◎+展示◎
最も評価しやすい。
過去と現在が一致。
パターン2|モーター◎+展示×
過去評価は残すが、現在評価を下げる。
パターン3|モーター×+展示◎
過去評価は低いが、現在気配を評価して上げる。
パターン4|モーター×+展示×
評価を上げる材料が少ない。
この4パターンを基本にします。
モーター◎+展示◎はどこまで強い?
たとえば、
4号艇
モーター1位
展示タイム1位
展示ST1位
周回展示◎
平均ST1位
カド
なら、
かなり強い材料が集中しています。
この場合、
単に、
モーターが良い
ではありません。
過去・現在・コース・ST
がすべて同じ展開を支持しています。
BOAT LABでは、
こうした艇を、
明確な攻め手候補として高評価します。
モーター◎+展示×では「なぜ」を考える
モーター上位なのに、
展示が悪い。
この場合、
まず、
展示タイム差が本当に大きいのか
を確認します。
たとえば、
展示6位でも、
1位との差が0.03秒しかない。
なら、
大きなマイナスではありません。
一方、
1位との差が0.15秒
なら、
かなり気になります。
つまり、
展示順位だけではなく、
実際の差
を見ます。
展示タイム以外も確認する
展示タイム6位
でも、
周回展示の出足◎
という場合があります。
特に、
1号艇
2号艇
では、
直線タイムより、
ターン・出足が重要なケースがあります。
そのため、
モーターと展示を比較するときも、
展示タイムだけで判断しません。
1号艇ならモーターと何を組み合わせる?
1号艇では、
モーター成績
+
平均ST
+
周回展示のターン・出足
を重視します。
たとえば、
モーター1位
展示タイム4位
でも、
平均ST0.11
ターン◎
出足◎
なら、
イン逃げ評価を下げる必要はあまりありません。
つまり、
1号艇では展示タイム順位だけでモーター評価を否定しない
ということです。
2号艇なら出足を見る
2号艇では、
差しにつながる出足
が重要です。
モーター上位
展示タイム5位
でも、
周回展示で、
出足◎
ターン◎
なら、
差し評価を維持できます。
逆に、
モーター上位
展示タイム1位
でも、
ターン後の押しが弱い
なら、
差し切り評価は慎重にします。
3号艇ならSTと伸びを見る
3号艇は、
内艇へ攻める必要があります。
そのため、
モーター評価だけでなく、
平均ST
展示ST
展示タイム
を重視します。
モーター1位
でも、
STが遅い。
展示タイムも下位。
なら、
3コースからまくり切る評価は上げにくいです。
4号艇ならモーター+ST+伸び
4号艇カドは、
モーター成績と展示の一致が特に分かりやすいケースです。
たとえば、
モーター1位
平均ST0.09
展示ST0.03
展示タイム1位
なら、
カドから攻める条件が揃っています。
逆に、
モーター1位
平均ST0.20
展示ST0.22
なら、
機力が良くても、
スタートでその力を生かせない可能性があります。
5号艇なら4号艇との関係も重要
5号艇は、
モーターと展示が良くても、
前の4号艇が攻めなければ、
展開が向かない場合があります。
そのため、
5号艇では、
自身の、
モーター
展示
だけでなく、
4号艇の攻め力
も確認します。
4号艇◎
5号艇展示◎
なら、
5号艇評価を上げやすくなります。
モーターと展示だけで判断しない
結局のところ、
モーターと展示の比較だけでは、
まだ不十分です。
BOAT LABでは、
さらに、
平均ST
コース
進入
相手関係
を加えます。
たとえば、
モーター◎
展示◎
でも、
6コース
ST×
なら、
1着評価は慎重。
逆に、
モーター○
展示◎
カド
ST◎
なら、
4号艇はかなり高評価。
というように、
今回の展開で使えるか
を見ることが重要です。
今節成績も確認する
モーターと展示が逆になった場合、
補助材料として、
今節の走り
を見ることもできます。
たとえば、
モーター2連対率は低い。
しかし、
今節に入ってから、
上位着が続いている。
展示も良い。
なら、
現在の調整が合っている可能性があります。
この場合、
過去のモーター数字より、
今節気配を少し重視できます。
今節成績は着順だけで見ない
ただし、
1着
2着
だから機力◎
と単純には判断しません。
コースや展開によって、
着順は変わるからです。
見るのは、
今回と似たコースでの走り
展示気配が継続しているか
などです。
つまり、
今節成績も、
補助材料
として使います。
モーターの使用期間が短い場合
モーターが使い始められて間もない場合、
2連対率の数字は、
まだ十分なサンプルがない可能性があります。
この場合、
モーター成績の信頼度を少し下げ、
展示
今節気配
をより重視することがあります。
つまり、
データ量そのものの信頼度
も考えます。
モーター2連対率が接近している場合
たとえば、
1位 38%
2位 37%
3位 36%
なら、
大きな差ではありません。
この場合、
モーター順位を、
1位・2位・3位
と強く分ける必要はありません。
展示で差が出ているなら、
直前気配を重視しやすくなります。
モーター差が大きい場合
逆に、
1位50%
6位20%
のように、
差が大きい場合。
モーター実績には、
明確な差があります。
この場合、
展示1回だけで、
その差を完全に逆転させるのは慎重に考えます。
つまり、
モーター順位だけでなく数値差
も重要です。
BOAT LAB ANALYSIS|モーター上位・展示下位
たとえば、
1号艇
モーター1位
平均ST0.12
展示タイム5位
周回展示ターン◎
展示1位との差0.03秒
だったとします。
この場合、
展示順位は5位ですが、
タイム差は小さい。
さらに、
1号艇に必要な、
ST
ターン
は良い。
そのため、
モーター1位の評価を大きく下げる必要はありません。
BOAT LAB ANALYSIS|モーター下位・展示上位
次に、
4号艇
モーター5位
平均ST0.09
展示ST0.04
展示タイム1位
周回展示伸び◎
カド
だったとします。
この場合、
モーター成績は低め。
しかし、
今回のカド攻めに必要な、
ST
伸び
がかなり良い。
そのため、
モーター5位だけを理由に、
評価を下げすぎません。
むしろ、
今回の直前状態を重視して評価アップ
できます。
「過去」と「現在」のどちらが重要?
答えは、
どちらも重要です。
ただし、
役割が違います。
モーター2連対率は、
基礎評価
です。
展示は、
最終調整
です。
つまり、
モーターで、
「この機力はこれまでどうだったか」
を見る。
展示で、
「今日この瞬間にどう動いているか」
を見る。
という使い分けです。
BOAT LAB式|モーターと展示を見る順番
STEP 1 モーター成績
過去の機力実績を確認。
STEP 2 数値差を見る
順位だけでなく上位・下位との差を見る。
STEP 3 展示タイム
現在の直線気配を見る。
STEP 4 周回展示
ターン・出足を見る。
STEP 5 平均ST・展示ST
その機力を展開で生かせるかを見る。
STEP 6 コース・進入
今回の役割に当てはめる。
この順番で見ると、
モーターと展示が逆でも整理しやすくなります。
BOAT LAB式|評価アップ
モーター下位でも、
展示タイム◎
展示ST◎
周回展示◎
さらにコースも良い
なら、
事前評価からアップします。
ただし、
過去のモーター評価を完全に無視するのではなく、
現在の気配が良い艇
として扱います。
BOAT LAB式|評価ダウン
モーター上位でも、
展示タイム大きく下位
周回展示×
展示ST×
なら、
事前評価から下げます。
ただし、
コース
平均ST
などに強い材料が残るなら、
完全な消しとは限りません。
着順評価を変える方法もある
モーターと展示が逆だからといって、
本命か消しか
だけで判断する必要はありません。
たとえば、
4号艇
モーター◎
ST◎
展示タイム×
なら、
1着◎
から、
1着○
2着◎
へ変更する。
5号艇
モーター×
展示◎
なら、
1着△
2着○
3着◎
へ上げる。
というように、
着順ごとの評価調整
ができます。
「一致度」で確信度を考える
BOAT LABでは、
モーターと展示を見るとき、
どちらが正しいか
を決めるだけではありません。
どれくらいデータが一致しているか
で、
予想の確信度を考えます。
モーター◎
平均ST◎
展示ST◎
展示タイム◎
なら、
かなり高い一致度。
一方、
モーター◎
平均ST×
展示ST◎
展示タイム×
なら、
一致度は低い。
この場合、
予想の確信度を下げます。
データが割れているレースは見送り候補
複数の艇で、
モーターと展示が逆。
STも接近。
進入も不安定。
となる場合、
かなり展開が読みにくくなります。
このようなレースでは、
無理に、
「展示を優先」
「モーターを優先」
と決める必要はありません。
データの方向が揃わないレース
として、
見送りを検討できます。
BOAT LAB ANALYSIS|実践例
たとえば、
| 艇 | モーター | 平均ST | 展示ST | 展示順位 |
|---|---|---|---|---|
| 1号艇 | 1位 | 0.15 | 0.14 | 5位 |
| 2号艇 | 4位 | 0.18 | 0.19 | 6位 |
| 3号艇 | 3位 | 0.17 | 0.16 | 4位 |
| 4号艇 | 5位 | 0.09 | 0.03 | 1位 |
| 5号艇 | 6位 | 0.12 | 0.07 | 2位 |
| 6号艇 | 2位 | 0.19 | 0.18 | 3位 |
だったとします。
モーターだけなら、
1号艇
6号艇
が上位。
しかし展示では、
4号艇
5号艇
が上位。
ここで、
コースを見ると、
4号艇はカド。
さらにSTも圧倒的に速い。
5号艇も追走可能。
この場合、
BOAT LABでは、
モーター順位だけではなく、
今回の展開で使える直前気配
を重視します。
4号艇攻め
↓
5号艇追走
を考えることができます。
では1号艇は消す?
1号艇は、
モーター1位。
平均STも極端には遅くない。
展示5位。
この場合、
完全に消すとは限りません。
4号艇が攻めても、
モーターの良さで、
2・3着へ残す
可能性があります。
つまり、
モーターの強さを「残す力」として使う
こともできます。
データを着順へ変換する
この考え方が重要です。
モーター1位だから1着。
展示1位だから1着。
ではありません。
たとえば、
1号艇モーター◎
→攻められても残す。
4号艇展示・ST◎
→攻め切る。
5号艇展示◎
→4号艇についていく。
というように、
データを役割と着順へ変換
します。
「モーターか展示か」の二択にしない
今回のテーマは、
どちらを信用するか
ですが、
実際には、
二択にする必要はありません。
モーターは、
過去。
展示は、
現在。
平均STは、
スタート傾向。
コースは、
今回の位置。
それぞれ役割があります。
BOAT LABでは、
これらを組み合わせて、
今回の展開に最も合う艇
を探します。
BOAT LAB式|最終判断3問
モーターと展示が逆なら、
最後に3つ確認します。
1. モーター差は本当に大きい?
順位ではなく数値差を見る。
2. 展示差は本当に大きい?
順位ではなくタイム差・動きの差を見る。
3. 今回のコースでどちらの強みを使える?
逃げ・差し・まくりなどへ当てはめる。
この3つで整理すると、
どちらか一方へ極端に寄りにくくなります。
BOAT LABではモーターと展示をどう使い分ける?
BOAT LABでは、
モーター2連対率を、
事前の基礎データ
として使います。
そして、
展示タイム
展示ST
周回展示
を、
今回の直前補正
として使います。
モーター◎
展示◎
なら、
評価を強化。
モーター◎
展示×
なら、
基礎評価は残しつつ少し下げる。
モーター×
展示◎
なら、
過去評価は低くても、
今回の気配を評価して上げる。
モーター×
展示×
なら、
評価を上げる材料は少ない。
そのうえで、
平均ST
コース
攻め手
相手関係
を確認します。
つまり、
モーターか展示かを選ぶのではなく、過去と現在を役割分担させる
という考え方です。
まとめ
競艇では、
モーター成績と展示評価が、
逆になることがあります。
そのとき、
「モーターと展示のどちらが正しい?」
と考える必要はありません。
モーター2連対率は、
これまでの機力実績
を見るデータ。
展示は、
今回の直前気配
を見るデータです。
そのため、
BOAT LABでは、
両方を使います。
モーター◎
+
展示◎
なら、
最も評価しやすい。
モーター◎
+
展示×
なら、
基礎評価を残しながら、
今回の評価を少し下げる。
モーター×
+
展示◎
なら、
直前の状態を評価して上げる。
モーター×
+
展示×
なら、
評価材料は少ない。
さらに、
平均ST
展示ST
コース
進入
相手関係
を加えます。
重要なのは、
モーター順位でも、
展示順位でもありません。
今回のレースで、その機力をどう使えるのか
です。
BOAT LABでは、
モーター=過去の基礎評価
展示=現在の最終調整
として使い分け、
その2つを、
コースと展開へつなげます。
これが、
BOAT LAB式のモーターと展示の使い分けです。