競艇初心者ガイド

競艇の進入とは?枠なり・前付け・深イン・カドを初心者向けにわかりやすく解説

公開 2026年9月6日 更新 2026年9月1日

競艇の出走表を見ると、

1号艇
2号艇
3号艇
4号艇
5号艇
6号艇

と6艇が並んでいます。

そのため初心者の方は、

「1号艇は1コース、2号艇は2コースから走る」

と思うかもしれません。

実際には、必ずそうなるとは限りません。

競艇ではスタート前に進入と呼ばれるコース取りがあります。

選手によっては外枠から内側へ入り、

6号艇なのに2コース

といった形でスタートすることもあります。

そのためレースを予想するときは、

艇番だけでなく、実際に何コースから走るのか

を確認することが重要です。

BOAT LABでは、

進入 × コース成績 × 平均ST × モーター × 展示

というように、実際の進入隊形を含めてレース展開を考えます。

この記事では、競艇の進入から枠なり、前付け、深イン、カドまで初心者向けに解説します。

競艇の「進入」とは?

進入とは、スタート前にレーサーがどのコースからスタートするかを決めるコース取りのことです。

BOAT RACE公式では、

狙っているコースを獲得するために主張しあい、スタートコースを確定させること

と説明されています。

つまり、競艇では単純に艇番順に並ぶだけではなく、選手同士のコース取りの攻防があります。

艇番とコースは別物

まず覚えておきたいのが、

艇番とコースは別

ということです。

たとえば出走表では、

艇番選手
1号艇A選手
2号艇B選手
3号艇C選手
4号艇D選手
5号艇E選手
6号艇F選手

となっていても、進入によって、

1コース:1号艇
2コース:6号艇
3コース:2号艇
4コース:3号艇
5コース:4号艇
6コース:5号艇

になる可能性があります。

この場合、並びは、

1-6-2 / 3-4-5

のように表すことがあります。

艇番だけを見て予想すると、実際のコース別成績とズレてしまうため注意が必要です。

「枠なり」とは?

最も分かりやすい進入が枠なり進入です。

枠なりとは、

1号艇 → 1コース
2号艇 → 2コース
3号艇 → 3コース
4号艇 → 4コース
5号艇 → 5コース
6号艇 → 6コース

と、艇番どおりに進入する形です。

並びで書くと、

1-2-3 / 4-5-6

となります。

初心者の方が普段イメージしている競艇の並びは、この枠なり進入です。

枠なりなら予想しやすい

枠なり進入なら、

1号艇の1コース成績
2号艇の2コース成績
3号艇の3コース成績

というように、艇番とコースが一致します。

そのため過去データもそのまま使いやすく、展開を考えやすくなります。

たとえば1号艇が、

1コース1着率が高い
平均STも速い
モーターも良い

なら、イン逃げを中心に考えやすくなります。

しかし進入が変わると、この前提も変化します。

「前付け」とは?

前付けとは、外枠の艇が内側のコースを取りに動くことです。

BOAT RACE公式では、外枠の艇が大きく回り込んで他艇の前につけ、イン寄りのコースを取ろうとする戦法と説明されています。

たとえば6号艇が前付けして、

1-6-2 / 3-4-5

となれば、6号艇は2コースからスタートすることになります。

なぜ前付けするの?

競艇では基本的に、内側のコースほど有利になりやすい傾向があります。

そのため外枠の選手が、

6コースよりも2・3コースから走った方が勝負しやすい

と考えて前付けする場合があります。

特に進入に積極的なタイプの選手が外枠にいるときは注意が必要です。

前付けされると何が変わる?

前付けが起こると、単に並び順が変わるだけではありません。

たとえば6号艇が2コースに入ると、

1号艇 → 1コース
6号艇 → 2コース
2号艇 → 3コース
3号艇 → 4コース
4号艇 → 5コース
5号艇 → 6コース

となります。

すると、2〜5号艇は本来の想定より1つ外側のコースからスタートすることになります。

つまり、

1艇の前付けによって6艇すべての展開が変わる

可能性があります。

前付けすると必ず有利になる?

いいえ。

前付けにはデメリットもあります。

内側のコースを取ろうとすると、早い段階からスタート方向へ艇を向けなければならない場合があります。

そうすると、

スタートラインまでの助走距離が短くなる

ことがあります。

BOAT RACE公式も、前付けでインコースを取ると助走が短くなり、スタートが難しくなると説明しています。

つまり、

内側を取れるメリット

助走が短くなるデメリット

の両方があります。

「深イン」とは?

前付けとセットで覚えたいのが深インです。

深インとは、イン側の艇が早い段階からスタート方向へ艇首を向け、スタートまでの助走距離が短くなった状態です。

BOAT RACE公式でも、前付け艇などの影響でインの艇の助走距離が短くなった状態を深インとし、深くなるほど不利と説明しています。

なぜ深インは不利なの?

競艇では、スタートラインまでにある程度の助走を取って加速します。

しかし深インになると、

十分な助走距離を取れません。

イメージとしては、

通常のイン

──────→ スタート

に対して、

深イン

──→ スタート

という状態です。

助走が短ければ、十分にスピードへ乗れないままスタートする可能性があります。

1号艇が深インになるとどうなる?

1号艇は本来、1コースからイン逃げを狙います。

しかし前付け艇に抵抗して1コースを守ろうとすると、進入が深くなる場合があります。

すると、

  • 助走距離が短くなる
  • スタートが難しくなる
  • 外の艇に伸びられる
  • 第1ターンマークまでに攻められる

といったリスクが出てきます。

つまり、

1号艇が1コースを取ったから安心

ではありません。

どの位置から起こしたのか

まで見る必要があります。

スローとダッシュとは?

進入を見るときは、

スロー

ダッシュ

も覚えておくと分かりやすくなります。

スロー

スタート前から比較的早く艇を起こし、ゆっくり進みながらスタートへ向かう艇です。

一般的には内側の艇がスローになります。

ダッシュ

後方から助走距離を十分に取ってスタートする艇です。

一般的には外側の艇がダッシュになります。

たとえば、

1-2-3 / 4-5-6

という表記では、

1・2・3号艇がスロー

4・5・6号艇がダッシュ

という意味で使われます。

「カド」とは?

カドとは、ダッシュ勢の中で最も内側にいる艇のことです。

BOAT RACE公式も、助走距離を長く取るダッシュ艇の最内を「カド」と説明しています。

通常の枠なり進入、

1-2-3 / 4-5-6

なら、

4号艇がカド

になります。

そのため競艇ではよく、

4カド

という言葉が使われます。

なぜカドは重要なの?

カドの艇は、

  • ダッシュで十分な助走を取れる
  • ダッシュ勢の中で最も内側
  • 内側の艇へ最初に攻めやすい

という特徴があります。

BOAT RACE公式でも、カドはまくりやまくり差しを仕掛けることが多く、展開予想で重要な位置とされています。

そのため、

カドにスタートの速い選手がいるか

は重要なポイントです。

深イン × カドは要注意

進入予想で特に注目したいのが、

内側が深イン

カド艇が強い

というパターンです。

たとえば、

1-6-2 / 3-4-5

という進入になったとします。

この場合、

1・6・2号艇が前付けの影響で深くなり、

3号艇がカド

になる可能性があります。

もし3号艇が、

平均STが速い
モーター上位
展示タイムも良い

なら、

内側のスロー勢より良いスピードでスタートし、まくる展開も考えられます。

BOAT RACE公式も、イン寄りのコース争いで深インになった場合、ダッシュ勢が有利になるケースがあると説明しています。

進入が変わると平均STの見方も変わる

たとえば4号艇の選手が、

4コース平均ST 0.12

だったとしても、前付けなどで5コースから走れば条件が変わります。

選手によって、

内側では慎重
外側では速い

といった傾向がある場合もあります。

そのためBOAT LABでは、

艇番の平均だけではなく、実際のコース

も意識してスタートデータを見ます。

進入が変わると決まり手も変わる

第5号で解説した「決まり手」と進入は密接に関係しています。

たとえば4号艇でも、

4コース・カド

なら、

まくり

まくり差し

を考えやすくなります。

しかし前付けして2コースへ入れば、

差し

が中心になる可能性があります。

つまり、

艇番だけでは決まり手を予想できません。

実際に何コースから走るのかが重要です。

スタート展示を見る

実際の進入を確認するときに重要なのがスタート展示です。

スタート展示では、本番前に各艇がコース取りとスタートを行います。

そのため、

  • 前付けする選手がいるか
  • 枠なりになりそうか
  • 何号艇がカドになりそうか
  • 進入が深くなっていないか

などを確認できます。

ただし、スタート展示と本番で進入が完全に同じになるとは限りません。

そのため、

展示は重要な参考材料のひとつ

として見ることが大切です。

「進入固定競走」とは?

通常の競艇ではコース取りがありますが、例外もあります。

それが進入固定競走です。

BOAT RACE公式では、進入固定競走を、

1号艇から6号艇までが枠番どおりのスタートコースに進入することを義務付けたレース

と説明しています。

つまり進入固定なら、

1-2-3 / 4-5-6

から変わりません。

出走表などに「進入固定」と表示されている場合は、前付けを考える必要はありません。

前付け選手をどう見る?

進入予想では、

普段から前付けすることが多い選手か

も重要です。

選手によって、

基本的に枠なり
積極的に内を狙う
外枠でも前付けする

など、進入スタイルに違いがあります。

そのため6号艇に前付け傾向の強い選手が入った場合、

単純に、

「6号艇だから6コース」

と決めつけないことが重要です。

進入を見るときの5つのポイント

初心者の方は、まず次の5点を見ると分かりやすいです。

1. 枠なりになりそうか

最初に通常の、

1-2-3 / 4-5-6

になりそうか確認します。

2. 前付けする選手がいるか

特に5・6号艇に進入へ積極的な選手がいる場合は注意します。

3. 1号艇が深インにならないか

内側のコース争いが激しくなると、1号艇の助走距離が短くなる可能性があります。

4. 誰がカドになるか

カドに平均STが速く、伸びの良い艇が入ると展開が変わる可能性があります。

5. スタート展示を確認する

最終的には直前の進入隊形を確認します。

進入予想の具体例

たとえば出走表が、

1号艇
2号艇
3号艇
4号艇
5号艇
6号艇

だったとします。

6号艇に前付け傾向のある選手が入っています。

通常なら、

1-2-3 / 4-5-6

ですが、

6号艇が2コースまで入れば、

1-6-2 / 3-4-5

になります。

すると、

1号艇 → 深インになる可能性
6号艇 → 2コースから差し
2号艇 → 3コース
3号艇 → カド
4・5号艇 → ダッシュ

となります。

ここで3号艇の平均STやモーターが良ければ、

3号艇のカドまくり

という展開も考えられます。

進入がひとつ変わるだけで、レース全体の見方が変化します。

BOAT LABでは進入をどう見る?

BOAT LABでは、艇番だけでレースを考えません。

まず、

想定進入

を確認します。

そこから、

コース別成績

平均ST

モーター2連対率

展示タイム

決まり手傾向

を組み合わせます。

たとえば6号艇が前付けしそうなら、

6コース成績ではなく、

2コースや3コースに入った場合の成績

も意識します。

さらに、

前付けで内側が深くなる

カド艇が有利になる

カド艇が攻める

外艇にも展開が向く

というところまで考えます。

進入 × コース × 平均ST × モーター × 展示 × 決まり手

進入は、これまで見てきたデータをつなげる非常に重要な要素です。

まとめ

競艇の進入とは、

各艇がどのスタートコースから走るのかを決めるコース取り

です。

BOAT RACE公式でも、進入は選手同士がコースを主張し合い、スタートコースを確定させるものと説明されています。

基本となるのは、

1-2-3 / 4-5-6

の枠なり進入です。

しかし外枠の艇が前付けすると、進入隊形が変わる場合があります。

さらに前付けによって内側が深インになると助走距離が短くなり、ダッシュ勢やカド艇に展開が向く可能性があります。

そのため予想では、

艇番だけを見るのではなく、実際に何コースから走るのか

を確認することが重要です。

特に、

前付け

深イン

カド

の3つを理解すると、第1ターンマークまでの展開をかなりイメージしやすくなります。

BOAT LABでは、

進入 × コース × 平均ST × モーター × 展示 × 決まり手

を組み合わせて、レース展開を分析していきます。

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