競艇の出走表を見ると、選手名の近くに、
A1
A2
B1
B2
といった表示があります。
競艇を始めたばかりの方は、
「A1が一番強いの?」
「B1の選手は弱いの?」
「A1が1号艇なら買えばいい?」
「級別はどうやって決まるの?」
と疑問に感じるかもしれません。
A1・A2・B1・B2は、レーサーの級別を表しています。
基本的にはA1が最上位ですが、
A1=今回のレースで必ず強い
という意味ではありません。
BOAT LABでは、
級別 × コース成績 × 平均ST × モーター × 展示
というように、級別を選手評価のひとつとして使います。
この記事では、A1・A2・B1・B2の違いから、予想での見方まで初心者向けに解説します。
競艇の「級別」とは?
競艇のレーサーは、
A1級
A2級
B1級
B2級
の4段階に分けられています。
基本的な序列は、
A1 > A2 > B1 > B2
です。
BOAT RACEでは、レーサーの一定期間の成績をもとに級別が決められます。
現在の制度では、6か月間の勝率や複勝率、事故率、出走回数などが級別に関係します。
A1級とは?
A1級は、4つの級の中で最上位です。
全レーサーの中でも上位層に位置し、実績のある選手が多くなります。
A1級の選手には、
- 勝率が高い
- 上位着が多い
- スタートが安定している
- コース取りやターン技術が高い
- 大きなレースへの出場機会が多い
といった選手が多く見られます。
級別構成としてはA1が全レーサーのおよそ20%となる仕組みです。
A2級とは?
A2級は、A1級に次ぐクラスです。
A1に届かなかった選手だけではなく、
安定した成績を残している選手
や、
A1とB1を行き来する選手
も多くいます。
そのため、
A2だからA1より大きく劣る
とは限りません。
レースによってはA2選手がA1選手を破ることも十分あります。
B1級とは?
B1級は、レーサー数が最も多いクラスです。
現在の級別制度では、おおむね全レーサーの50%がB1に分類されます。
B1級には、
- 若手選手
- ベテラン選手
- A2から降級した選手
- 今後A級へ昇級する可能性のある選手
など、さまざまなタイプがいます。
そのため、
B1=弱い
と考えるのはおすすめできません。
B2級とは?
B2級は4段階の中では最下位の級です。
ただし、B2には単純に実力が低い選手だけがいるわけではありません。
たとえば、
- 新人
- 出走回数が少ない選手
- 長期欠場から復帰した選手
- 級別条件を満たせなかった選手
などもB2になる場合があります。
そのためB2を見るときは、
なぜB2なのか
まで確認すると評価を誤りにくくなります。
級別はずっと同じではない
選手の級別は固定ではありません。
一定期間ごとに成績を集計し、級別が更新されます。
現在は、
1月と7月
の年2回、級別が切り替わります。
つまり、
A1 → A2
A2 → A1
B1 → A2
といった昇級・降級があります。
A1になるには勝率だけ高ければいい?
単純に勝率だけで決まるわけではありません。
級別には、
- 勝率
- 2連対率
- 3連対率
- 事故率
- 出走回数
などが関係します。
また、級別のボーダーとなる勝率は毎期同じではありません。
たとえば2026年後期では、
A1級のボーダー:6.27
A2級のボーダー:5.46
でした。
そのため記事を読むときは、
「A1になるには必ず勝率6.20」
のように固定値で覚えるより、
その期のボーダーによって変わる
と理解する方が正確です。
「勝率」とは?
級別を見るときに一緒に出てくるのが勝率です。
競艇の勝率は、単純な「1着になる確率」ではありません。
着順に応じた着順点をもとに計算される数値です。
そのため、
勝率7.00
だから、
70%の確率で勝つ
という意味ではありません。
ここは初心者の方が間違えやすいポイントです。
A1ならB1より必ず強い?
級別だけを比べれば、A1の方が上位クラスです。
しかし、
今回の1レースだけを見れば、B1がA1より先着することは普通にあります。
競艇では、
- コース
- モーター
- スタート
- 展示
- 水面
- レース展開
などが大きく影響するからです。
たとえば、
A1選手が6コース
B1選手が1コース
なら、B1選手が有利になるケースは十分あります。
BOAT LAB ANALYSIS|A1の6号艇とB1の1号艇
具体例で考えてみます。
1号艇
B1
1コース1着率 72%
平均ST 0.14
モーター上位
展示タイム2位
6号艇
A1
6コース
平均ST 0.13
モーター中位
展示タイム4位
この場合、
級別だけなら6号艇のA1が上です。
しかしレース条件では、
1号艇のB1選手の方がかなり有利
と考えることができます。
このように、
級別 < コースを含めたレース条件
になる場合があります。
A1の1号艇は信頼できる?
A1選手が1号艇に入れば、基本的には注目度が高くなります。
たとえば、
A1
1号艇
1コース1着率80%
平均ST0.12
モーター上位
展示良好
なら、イン逃げをかなり評価しやすくなります。
しかし、
A1だから
ではなく、
A1+1コース成績+ST+モーター+展示
が揃っていることが重要です。
A1でも1コースが苦手な選手はいる?
選手にはコースごとの得意不得意があります。
たとえば全国勝率が高いA1選手でも、
1コース1着率が他のA1より低い
場合があります。
逆にB1でも、
1コースに入ると非常に強い
選手もいます。
そのためBOAT LABでは、
級別だけでなくコース別成績
を重視します。
B1選手を狙えるパターン
B1選手だからという理由だけで評価を下げる必要はありません。
特に注目したいのは、
1. 1号艇に入ったとき
イン成績が良ければ十分に逃げ候補になります。
2. モーターが良いとき
モーター上位+展示良好なら、級別以上の走りをする可能性があります。
3. 得意コースに入ったとき
3コースや4コースなど、特定コースを得意とする選手もいます。
4. 平均STが速いとき
A級選手よりスタート力が高いB1選手もいます。
つまり、
B1の中から条件の良い選手を探す
こともレース分析では重要です。
A2は予想でどう見る?
A2は非常に面白いクラスです。
A1に近い実力を持つ選手も多く、
条件次第では十分に中心候補になります。
たとえば、
A2
2号艇
2コース成績優秀
モーター上位
展示タイム1位
なら、
A1の1号艇に対して差しを狙える可能性を考えます。
そのため、
A1かどうかだけではなく、A2の状態も確認する
ことが重要です。
B2は全部消していい?
これもおすすめできません。
B2でも、
新人だからB2
という場合があります。
さらに、
モーター上位
展示良好
内枠
という条件が揃えば、2着・3着候補になる可能性があります。
特に3連単を考える場合、
B2だから自動的に消す
と穴を逃す原因になることがあります。
級別と平均STを組み合わせる
級別と平均STを比べると、選手の特徴が見えやすくなります。
たとえば、
A1・平均ST0.12
上位級+スタート力が高い
A1・平均ST0.18
上位級だがスタートは慎重
B1・平均ST0.11
級はB1でもスタート力は高い
というように見ます。
特に3・4コースでは、
級別よりスタート力が展開に影響する
ケースがあります。
級別とモーターを組み合わせる
競艇では選手だけでなく機力も重要です。
たとえば、
A1 + モーター下位
と、
B1 + モーター上位
なら、
思ったほど差がない可能性があります。
特に展示でB1選手の艇が明らかに良ければ、
級別による人気差ほど実力差がない
と考える材料になります。
級別と展示を組み合わせる
展示は当日の状態を見るデータです。
たとえばA1選手でも、
展示タイム6位
ターン気配も弱い
なら、機力面で不安があります。
一方B1選手が、
展示タイム1位
周回展示も良好
なら、評価を上げる材料になります。
簡単に言えば、
級別=選手の中長期的な評価
展示=今日の状態
です。
両方を見ることが重要です。
「A1が多いレース」は難しい?
A1選手が多いレースでは、単純な級別比較ができません。
全艇A1というレースもあります。
その場合は、
- コース成績
- 平均ST
- モーター
- 展示
- 今節成績
- 進入
などの差がより重要になります。
つまり級別は、
選手を大まかに分類する入口
と考えると分かりやすいでしょう。
逆に級別差が大きいレースは?
たとえば、
1号艇 A1
2号艇 B1
3号艇 B1
4号艇 A2
5号艇 B2
6号艇 B1
というレースなら、
1号艇A1の実力が目立ちます。
さらに、
1コース成績良好
モーター上位
展示良好
まで揃っていれば、
より信頼度を上げることができます。
つまり、
級別差+レース条件
を見るのがポイントです。
BOAT LAB式|級別を見る順番
BOAT LABでは、級別を次のように使うと分かりやすいと考えます。
1. 級別を確認する
まず選手の大まかな実力帯を確認します。
2. 実際のコースを見る
A1でも外コースなら条件は厳しくなります。
3. コース別成績を見る
その選手が今回のコースを得意としているか確認します。
4. 平均STを見る
スタート力を比較します。
5. モーター・展示を見る
当日の機力や気配を確認します。
つまり、
級別を最終判断に使うのではなく、選手評価のスタート地点として使う
のがポイントです。
初心者がやりがちな3つの間違い
A1だから自動的に本命
A1でも6コースや低調モーターなら条件は厳しくなります。
B1だから消す
B1でも1コースや好モーターなら十分に勝負になります。
級別だけで選手の強さを決める
今回のコースやスタート、展示まで確認することが重要です。
BOAT LAB ANALYSIS|6艇を比較する
たとえば、
| 艇 | 級別 | コース | 平均ST | モーター |
|---|---|---|---|---|
| 1号艇 | A2 | 1 | 0.13 | 上位 |
| 2号艇 | A1 | 2 | 0.15 | 中位 |
| 3号艇 | B1 | 3 | 0.11 | 上位 |
| 4号艇 | A1 | 4 | 0.14 | 下位 |
| 5号艇 | B1 | 5 | 0.16 | 中位 |
| 6号艇 | A2 | 6 | 0.18 | 中位 |
だったとします。
級別だけなら、
2号艇・4号艇のA1
が目立ちます。
しかし、
1号艇A2はイン+モーター上位
3号艇B1は平均ST0.11+モーター上位
です。
この場合BOAT LABでは、
A1だけを中心にするのではなく、1号艇・3号艇も高く評価
します。
これが、
級別だけで予想しない
という考え方です。
BOAT LABでは級別をどう見る?
BOAT LABでは、
A1 > A2 > B1 > B2
という基本的な実力評価は参考にします。
しかし、それだけで印を決めません。
さらに、
コース別成績
平均ST
モーター2連対率
展示タイム
今節成績
進入
を組み合わせます。
たとえばB1でも、
1号艇
+
1コース成績優秀
+
平均STが速い
+
モーター上位
なら、高く評価します。
反対にA1でも、
6コース
+
モーター下位
+
展示気配も弱い
なら評価を抑えることがあります。
級別 × コース × 平均ST × モーター × 展示
複数のデータを組み合わせて、今回のレース条件での強さを見ることがBOAT LABの基本です。
まとめ
競艇の選手級別は、
A1・A2・B1・B2
の4段階です。
A1が最上位で、
A1 → A2 → B1 → B2
の順になります。
現在の制度では6か月間の成績などをもとに級別が決まり、年2回更新されます。
ただし、
A1=必ず勝つ
B1=弱い
という意味ではありません。
競艇では、
コース
平均ST
モーター
展示
進入
によって、1レースごとの条件が大きく変わります。
そのため、
級別 × コース × 平均ST × モーター × 展示
を組み合わせて見ることが重要です。
級別を理解すると、
「A1だから買う」
ではなく、
「この選手の級別に対して、今回の条件は有利なのか?」
という見方ができるようになります。
これがBOAT LABで選手データを見るときの基本です。