競艇では、1号艇がインから先に回るレースが多くあります。
そのため2号艇を見るとき、
「2コースはどうやって1号艇に勝つの?」
と疑問に感じる方もいるでしょう。
2号艇の代表的な勝ち方のひとつが、
差し
です。
1号艇が第1ターンマークを先に回ったあと、
その内側にできたスペースへ2号艇が入り、
ターン出口で前へ出る。
これが差しの基本です。
BOAT LABでは、
1号艇の弱点 × 2号艇の出足 × 平均ST × 展示 × モーター
から、
2号艇の差しが届く可能性を考えます。
この記事では、2号艇の差しを狙いやすい条件と、逆に差しが届きにくいケースを解説します。
2コースは「差し」が基本になる
2コースは1コースのすぐ外側です。
そのため、
外から全部をまくる
よりも、
1号艇のターンの内側を差す
形になりやすい位置です。
イメージすると、
1号艇が先にターン
↓
1号艇が少し外へ流れる
↓
2号艇が内側へ入る
↓
ターン出口で並ぶ
↓
2号艇が前へ出る
という流れです。
つまり、
2号艇の差しを考えるときは、
2号艇が強いか
だけでなく、
1号艇に差される隙があるか
を見る必要があります。
最初に1号艇を見る
2号艇の差しを狙うとき、
最初に見るのは2号艇ではありません。
1号艇です。
なぜなら、
1号艇が完璧にスタートして、
ターンも安定し、
機力も良ければ、
2号艇が差すスペースはほとんどありません。
逆に、
1号艇に弱点があれば、
2号艇の差しが現実的になります。
1号艇の1コース1着率を見る
まず確認したいのが、
1コース1着率
です。
たとえば、
1号艇の1コース1着率85%
なら、
イン戦でかなり安定している選手と考えやすくなります。
一方、
45%
なら、
インで取りこぼすケースも多いと考える材料になります。
2号艇の差しを狙うなら、
1号艇が絶対的なイン巧者ではない
ことはプラスです。
1号艇の平均STを見る
次に見るのが、
1号艇の平均ST
です。
たとえば、
1号艇 平均ST0.20
なら、
スタートで少し慎重な傾向があります。
この場合、
2号艇が先行する可能性もあります。
一方、
1号艇 平均ST0.11
なら、
先にターンされる可能性が高く、
差しの難易度も上がります。
ただし、
2号艇が差すためには、
必ずしもスタートで1号艇より前へ出る必要はありません。
重要なのは、
1号艇のターン後に入れるか
です。
2号艇はスタート最速でなくてもいい
まくりでは、
内側より先に出ること
が重要です。
しかし差しは少し違います。
2号艇が、
1号艇より少し遅れていても、
1号艇のターンが流れれば、
内側へ差し込むことができます。
そのため2号艇を見るときは、
平均STだけでなくターン後の機力
が重要になります。
ここで見るのが、
出足
です。
差しでは「出足」が重要
出足は、
ターン後など低速から加速するときの力
です。
2号艇が1号艇の内側へ差し込んでも、
ターン出口で艇が前へ進まなければ、
1号艇に押し切られます。
逆に、
出足が良ければ、
差したあとにグッと前へ押して、
1号艇へ並ぶことができます。
つまり2コース差しでは、
直線の伸び以上に、ターン出口の押し
を見ることが重要になるケースがあります。
周回展示で何を見る?
出足を数字だけで完全に判断するのは難しいため、
周回展示の動きを見ます。
特に、
ターンで大きく流れていないか
ターン出口でスムーズに加速しているか
艇が安定しているか
を確認します。
2号艇が、
ターン後に力強く前へ進んでいる
ように見えるなら、
差しのプラス材料になります。
展示タイム1位なら差しも強い?
展示タイム1位はプラス材料ですが、
それだけで差しが強いとは限りません。
展示タイムは主に直線気配を見るデータです。
2コース差しでは、
直線だけでなく、
ターン後の出足
も重要です。
そのため、
展示タイム1位
でも、
周回展示でターンが流れている
なら、
過信しません。
逆に、
展示タイム2〜3位
でも、
ターン後の押しが良い
なら、
差し評価を上げることがあります。
モーターも確認する
2号艇の差しでは、
モーターの状態も重要です。
たとえば、
2号艇
モーター上位
展示良好
周回展示も良い
なら、
差し込んだあとに前へ出る機力がある
と考えやすくなります。
一方、
モーター下位
展示下位
なら、
差しても届き切れない可能性があります。
BOAT LAB ANALYSIS|差しを狙いやすい2号艇
たとえば、
1号艇
1コース1着率 48%
平均ST 0.18
モーター 中位
展示 4位
2号艇
2コース
平均ST 0.14
モーター 上位
展示 2位
周回展示 出足良好
なら、
2号艇の差しを考えやすくなります。
1号艇に絶対的なイン信頼度がなく、
2号艇の機力が上
だからです。
この場合、
2号艇が1号艇のターン内側へ入り、出口で前へ出る
展開をイメージします。
1号艇のターンが流れそうかを見る
差しが決まるには、
1号艇の内側にスペース
が必要です。
そのため、
1号艇のターン気配
も重要です。
周回展示で、
1号艇がターンで外へ流れる
出口で加速が鈍い
ように見えるなら、
2号艇に差し場が生まれる可能性があります。
つまり、
2号艇の良さ+1号艇の弱さ
が両方あると差し評価が上がります。
1号艇の機力が強いと差しは難しい
逆に、
1号艇が、
モーター上位
展示1位
ターンも安定
なら、
2号艇が内側へ入っても、
1号艇が先に押し切る可能性が高くなります。
この場合、
2号艇自身が良くても、
差し評価は少し下げます。
重要なのは、
2号艇単体ではなく1号艇との機力差
です。
2号艇の平均STはどれくらい見る?
2号艇でも平均STは重要です。
たとえば、
1号艇0.18
2号艇0.11
なら、
2号艇がスタートで先行する可能性があります。
これは差しだけでなく、
場合によってはまくり気味の攻め
につながることもあります。
一方、
1号艇0.12
2号艇0.20
なら、
2号艇はかなり後手になる可能性があります。
差すスペースがあっても、
そこへ入るまでが遅れるかもしれません。
展示STも合わせて見る
たとえば、
2号艇
平均ST0.13
展示ST0.08
なら、
普段から比較的速く、
当日の展示でも踏み込めています。
一方、
平均ST0.13
展示ST0.24
なら、
展示では慎重です。
差し狙いでも、
1号艇から大きく置かれてしまうと難しくなるため、
展示STも確認します。
2号艇がF持ちの場合
2号艇がF1なら、
スタートを慎重にする可能性があります。
特に、
平均STも遅い
展示STも遅い
なら、
差しに入るタイミング自体が遅れる可能性があります。
一方、
F1でも、
平均ST0.12
展示ST0.10
なら、
大きく評価を下げる必要はありません。
つまり、
F持ちもSTとセット
で判断します。
1号艇がF持ちなら差しチャンス?
1号艇がF1の場合、
本番で慎重になる可能性があります。
たとえば、
1号艇
平均ST0.18
F1
展示ST0.22
2号艇
平均ST0.12
F0
展示ST0.10
なら、
2号艇がスタートで優位になる可能性があります。
さらに2号艇の出足が良ければ、
差しへの評価を上げます。
3号艇の存在も重要
2号艇の差しを見るとき、
3号艇も無視できません。
たとえば3号艇が、
平均ST0.09
展示1位
なら、
3号艇が外から強く攻めてくる可能性があります。
すると2号艇は、
1号艇を差す
だけでなく、
3号艇の攻めにも対応する必要があります。
その結果、
2号艇が窮屈になる
ケースがあります。
つまり、
2号艇差しは1号艇との1対1ではない
ということです。
3号艇が攻めると2号艇が苦しくなる場合
たとえば、
3号艇がまくりを仕掛けると、
2号艇はその内側で挟まれるような形になることがあります。
この場合、
2号艇は差しどころではなくなります。
そのため、
2号艇差しを狙うなら、
3号艇に強烈な攻め手がいない
方が展開としては素直です。
逆に3号艇の攻めが差し場を作ることもある?
レース展開によってはあります。
3号艇が外から攻めることで、
1号艇が外へ張るような動きになり、
その内側を2号艇が差す
可能性もあります。
つまり、
外の攻めが必ず2号艇に悪い
とは限りません。
重要なのは、
1号艇がどう反応するか
です。
2号艇差しと3号艇まくりを比較する
たとえば、
2号艇
平均ST0.14
出足◎
展示2位
3号艇
平均ST0.10
伸び◎
展示1位
なら、
2差し
と
3まくり
の両方が考えられます。
このとき、
1号艇の弱点がターンなら2号艇
スタートの弱さなら3号艇
というように、
1号艇のどこが弱いか
で攻め方を考えます。
「スタートが弱い1号艇」と「ターンが弱い1号艇」は違う
これは重要です。
スタートが弱い1号艇
外からまくられるリスクが高い。
ターンが弱い1号艇
2号艇に差されるリスクが高い。
つまり、
1号艇が危ない
というだけでは足りません。
なぜ危ないのか
によって、狙う相手が変わります。
BOAT LAB ANALYSIS|2差し型
たとえば、
1号艇
平均ST0.13
1コース1着率55%
展示3位
周回展示でターン流れ気味
2号艇
平均ST0.14
モーター上位
展示2位
出足◎
3号艇
平均ST0.17
展示5位
なら、
1号艇はスタートで大きく遅れないものの、
ターンに不安があります。
また3号艇の攻めも弱そうです。
この場合、
2号艇差し
を考えやすくなります。
BOAT LAB ANALYSIS|2差しより3まくり型
逆に、
1号艇
平均ST0.20
展示5位
2号艇
平均ST0.18
出足○
3号艇
平均ST0.09
展示1位
モーター上位
なら、
2号艇の差しより、
3号艇のまくり
が先に起こる可能性を高く見ます。
つまり、
2号艇自身が悪くなくても、
より強い攻め手が外にいれば、
展開評価は変わります。
2号艇の差しが決まると3着はどうなる?
2号艇が1号艇を差した場合、
1号艇がそのまま残るケースがあります。
たとえば、
2-1-○
という形です。
一方、
外艇の攻めも絡めば、
2号艇が差す
↓
1号艇が流れる
↓
3・4号艇が浮上
というケースもあります。
つまり、
2号艇差しを考えるときも、
1号艇が残るかどうか
まで見ます。
1号艇が残りやすい差し
1号艇の機力が良く、
ターンだけ少し流れた
という場合、
2号艇に差されても、
2着には残る
可能性があります。
この場合、
2-1
という並びを考えやすくなります。
1号艇が残りにくい差し
一方、
1号艇
モーター下位
展示下位
ターンも弱い
なら、
差されたあとに後退する可能性があります。
すると、
2-3
2-4
など、
外艇が2着へ浮上する展開も考えます。
2号艇差しを狙いやすい5つの条件
初心者の方は、次の5つを見ると整理しやすくなります。
1. 1号艇のイン信頼度が高すぎない
1コース1着率を確認。
2. 1号艇のターンに弱点がある
周回展示を確認。
3. 2号艇の出足が良い
ターン出口の押しを確認。
4. 2号艇のSTが悪くない
大きく置かれないか確認。
5. 3号艇に強すぎる攻め手がいない
2号艇が自分の差しをできる展開か確認。
これらが重なるほど、
2号艇の差しを考えやすくなります。
狙いにくい2号艇
逆に、次のような場合は差し評価を下げます。
1号艇がイン巧者
1コース成績が非常に高い。
1号艇の機力が強い
差しても押し切られる可能性。
2号艇の出足が弱い
差し込んでも前へ進まない。
2号艇のSTが遅い
ターンまでに置かれる可能性。
3・4号艇に強い攻め手
外からの攻めで展開が変わる。
2号艇だから差し
と決めつけないことが重要です。
「2号艇を買う」より「1号艇のどこを突けるか」
BOAT LABでは、
2号艇を見るとき、
単純に、
「2号艇が強い」
だけでは判断しません。
見るのは、
1号艇にどんな弱点があり、2号艇がそこを突けるか
です。
たとえば、
1号艇のターンが弱い
+
2号艇の出足が良い
なら、
差し。
一方、
1号艇のスタートが弱い
+
3号艇のSTが速い
なら、
3まくり。
このように、
弱点と攻め方をセット
で考えます。
BOAT LAB式|2号艇を見る順番
STEP 1 1号艇を見る
1コース成績・平均ST・展示を確認。
STEP 2 1号艇の弱点を特定
スタートなのか、ターンなのか、機力なのか。
STEP 3 2号艇の出足を見る
差したあと前へ出られるか確認。
STEP 4 2号艇のSTを見る
大きく遅れないか確認。
STEP 5 3・4号艇を見る
外から別の攻めがないか確認。
STEP 6 1号艇が残るか考える
差されたあとの2着・3着まで考える。
この順番で見ると、
2号艇の差しを具体的な展開として考えやすくなります。
BOAT LABでは2号艇をどう評価する?
BOAT LABでは、
2号艇=差し候補
と自動的には考えません。
まず、
1号艇のイン信頼度
を確認します。
次に、
1号艇の弱点が、
ターン・出足側にあるか
を見ます。
そこへ、
2号艇の
出足
平均ST
展示
モーター
を組み合わせます。
さらに、
3号艇・4号艇の攻め力
を確認します。
たとえば、
1号艇
ターン△
機力△
2号艇
出足◎
ST○
展示◎
3号艇
攻め弱い
なら、
2号艇の差しを高く評価します。
一方、
1号艇が強く、
3号艇にも強力なまくり候補がいるなら、
2差し評価は下げます。
1号艇の弱点 × 2号艇の出足 × ST × 展示 × 外艇
複数の条件から、
2号艇が本当に差せるのかを見ることがBOAT LABの基本です。
まとめ
2号艇の代表的な勝ち方のひとつが、
差し
です。
ただし、
2号艇だから差しを狙う
という考え方では足りません。
重要なのは、
まず1号艇を見ることです。
特に、
1コース1着率
平均ST
モーター
周回展示
から、
1号艇に差される隙があるかを確認します。
次に、
2号艇の、
出足
平均ST
展示
モーター
を見ます。
そして、
3・4号艇に強力な攻め手がいないか
まで確認します。
特に、
1号艇のターンに不安
+
2号艇の出足良好
+
2号艇のST安定
なら、
差しを考えやすい条件です。
BOAT LABでは、
「2号艇が強いか」
ではなく、
「1号艇のどの弱点を、2号艇がどのように突けるのか」
を考えます。
これが、
2コース差しをデータから読む基本です。