競艇では、
4号艇が攻めると5号艇が浮上する
ことがあります。
特に4号艇がカドから速いスタートを切り、
1〜3号艇へ強く攻めたとき、
そのすぐ外にいる5号艇に、
まくり差しのスペース
ができることがあります。
そのため、
4号艇が強いレースを見るときは、
4号艇自身だけでなく、
5号艇までセットで見る
ことが重要です。
BOAT LABでは、
4号艇の攻め × 5号艇のST × 展示 × モーター × 内側の隊形
から、
5号艇に展開が向く可能性を考えます。
この記事では、4号艇が攻めたときに5号艇が有利になる理由と、実際にどんな5号艇を狙いやすいのかを解説します。
5号艇は基本的には不利なコース
まず前提として、
5コースは内側4艇より外から走るため、
基本的には不利です。
第1ターンマークまでの距離が長く、
内側の艇より先に回るのは簡単ではありません。
そのため、
5号艇を狙うときは、
単純な地力だけではなく、
展開の助け
が重要になります。
その代表が、
4号艇の攻め
です。
4号艇が攻めると何が起きる?
枠なり進入なら、
1-2-3 / 4-5-6
となります。
4号艇はカドです。
4号艇が非常に速いスタートを切ると、
1〜3号艇へ向かって攻めます。
すると、
1号艇は4号艇の攻めに抵抗
2・3号艇もその影響を受ける
4号艇自身も外側から旋回
という形になりやすくなります。
このとき、
内側の艇と4号艇の間にスペース
が生まれることがあります。
そこへ入れるのが5号艇です。
これが「まくり差し」
5号艇が、
4号艇の攻めについていき、
内側の艇と4号艇の間へ入る形が、
まくり差し
です。
イメージとしては、
4号艇が外から攻める
↓
1〜3号艇が4号艇へ反応
↓
内側にスペースができる
↓
5号艇がその間へ入る
↓
ターン出口で前へ出る
という流れです。
つまり、
5号艇が自力で全部をまくる必要はありません。
4号艇が展開を作ってくれることで、
5号艇にチャンスが生まれます。
5号艇を狙う前に4号艇を見る
これが最も重要です。
5号艇を評価するとき、
まず5号艇を見るのではありません。
最初に4号艇を見る
という考え方です。
なぜなら、
4号艇が攻めなければ、
5号艇のまくり差しスペースが生まれにくい
からです。
つまり、
5号艇の評価は4号艇次第
になるケースがあります。
4号艇の平均STを見る
まず確認したいのが、
4号艇の平均STです。
たとえば、
4号艇 平均ST0.10
なら、
カドから攻める可能性を考えやすくなります。
逆に、
平均ST0.20
なら、
カドでも内側を攻め切れない可能性があります。
5号艇を狙うなら、
4号艇が本当に攻められるか
を最初に確認します。
4号艇と内艇のST差を見る
4号艇だけが速くても、
内側が同じくらい速ければ簡単には攻められません。
たとえば、
1号艇 0.12
2号艇 0.11
3号艇 0.12
4号艇 0.10
なら、
ST差は小さいです。
一方、
1号艇 0.18
2号艇 0.19
3号艇 0.17
4号艇 0.10
なら、
4号艇の攻めがかなり現実的になります。
5号艇を考えるなら、
4号艇が内艇よりどれくらい速いか
を見ることが重要です。
4号艇の展示タイムも重要
4号艇が速いスタートを切っても、
スタート後に伸びなければ、
内艇をのみ込めません。
そこで、
展示タイム
を確認します。
たとえば、
4号艇
平均ST0.10
展示タイム1位
モーター上位
なら、
スタートから直線まで攻める条件が揃っています。
この場合、
5号艇にも展開が向く可能性を高く見ます。
5号艇自身の平均STも見る
4号艇が攻めても、
5号艇が大きく遅れていたら、
その展開についていけません。
たとえば、
4号艇 ST0.10
に対して、
5号艇 ST0.20
なら、
4号艇だけ先に出てしまう可能性があります。
逆に、
4号艇 0.10
5号艇 0.12
なら、
5号艇も4号艇の攻めについていきやすくなります。
つまり、
4号艇のST+5号艇のST
の両方が重要です。
「連動ST」を見る
BOAT LABでは、
4号艇と5号艇が、
一緒にスタートから前へ出られるか
を見る考え方が重要です。
たとえば、
4号艇 0.10
5号艇 0.11
なら、
ダッシュ勢が連動して先行する可能性があります。
一方、
4号艇 0.10
5号艇 0.21
なら、
4号艇だけが攻めて、
5号艇は置かれる可能性があります。
つまり、
5号艇は、
4号艇の攻めについていけるSTか
を見る必要があります。
展示STでも連動を見る
平均STだけでなく、
展示STも確認します。
たとえば、
4号艇 展示ST0.04
5号艇 展示ST0.06
なら、
展示では2艇とも速く踏み込んでいます。
さらに、
平均STも両方速い
なら、
本番でもダッシュ勢が連動する可能性を考えやすくなります。
5号艇の展示タイムも重要
5号艇がまくり差しを決めるには、
展開についていったあと、
艇と艇の間へ入り込める機力
が必要です。
そのため、
5号艇自身の展示タイムも確認します。
たとえば、
4号艇 展示1位
5号艇 展示2位
なら、
かなり面白い組み合わせです。
4号艇が攻め、
5号艇もその後ろから伸びていける可能性があります。
BOAT LAB ANALYSIS|4・5号艇が揃って強いケース
たとえば、
| 艇 | コース | 平均ST | モーター | 展示順位 |
|---|---|---|---|---|
| 1号艇 | 1 | 0.18 | 中位 | 4位 |
| 2号艇 | 2 | 0.17 | 下位 | 5位 |
| 3号艇 | 3 | 0.19 | 中位 | 6位 |
| 4号艇 | 4 | 0.10 | 上位 | 1位 |
| 5号艇 | 5 | 0.12 | 上位 | 2位 |
| 6号艇 | 6 | 0.18 | 中位 | 3位 |
なら、
かなり4・5号艇に注目できます。
4号艇は、
カド
ST最速
展示1位
モーター上位
です。
5号艇も、
ST上位
展示2位
モーター上位
です。
この場合、
4号艇が内を攻め
↓
5号艇がまくり差し
という展開を強く考えます。
5号艇は4号艇より速すぎても難しい?
必ずしも悪くありません。
たとえば、
4号艇0.12
5号艇0.09
なら、
5号艇の方がスタート力があります。
ただし5号艇は外にいるため、
4号艇が内側へ攻めないと、
自分だけで内艇を処理する必要が出てきます。
つまり、
5号艇が速いこと自体はプラス
ですが、
4号艇が壁にならないか
も見ます。
4号艇が壁になるケース
4号艇がスタートで遅れると、
5号艇の前に4号艇が残る形になることがあります。
たとえば、
4号艇 平均ST0.20
5号艇 平均ST0.10
なら、
5号艇が速くても4号艇が邪魔になる可能性があります。
そのため5号艇を狙うときは、
4号艇が攻め手なのか、壁なのか
を判断する必要があります。
4号艇が強すぎると5号艇が届かないこともある
これも重要です。
4号艇が完璧にまくり切ると、
そのまま4号艇だけが先頭へ抜け、
5号艇は外を回るだけになることがあります。
つまり、
4号艇が強ければ必ず5号艇も来る
というわけではありません。
5号艇に最も展開が向きやすいのは、
4号艇が強く攻めて内側を崩すが、完全にはまくり切らない
ようなケースです。
1号艇が抵抗すると5号艇にチャンス
たとえば、
4号艇が攻める
↓
1号艇がインから抵抗
↓
4号艇も少し外へ流れる
↓
両者の間にスペース
という形になると、
5号艇がまくり差しで入るチャンスがあります。
そのため、
1号艇がある程度強いこと
が、逆に5号艇の差し場を作るケースもあります。
「1号艇弱い+4号艇強い」だけでは5号艇不要?
1号艇が非常に弱く、
4号艇が圧倒的に強い場合、
4号艇がそのまま全部まくり切る可能性があります。
この場合は、
4号艇1着
の評価が高くなり、
5号艇は2・3着候補
になるかもしれません。
一方、
1号艇も抵抗できる
なら、
4号艇との攻防が起き、
5号艇のまくり差しが生まれやすくなります。
つまり、
内艇がどの程度抵抗するか
も重要です。
3号艇が壁になると5号艇も苦しい
4号艇のすぐ内にいる3号艇が、
非常にスタートが速い
展示も良い
場合、
4号艇が攻められません。
すると、
5号艇にも展開が向きにくくなります。
たとえば、
3号艇 平均ST0.10
4号艇 平均ST0.15
なら、
4号艇がカドでも簡単にはまくれません。
この場合、
5号艇のまくり差し評価も下げます。
5号艇のモーターを見る
5号艇は外コースなので、
展開が向いたときに、
そのチャンスを生かせる機力
が必要です。
たとえば、
5号艇
モーター上位
展示2位
なら、
まくり差しで入ったあとも前へ進みやすい
と考えられます。
逆に、
モーター下位
展示6位
なら、
展開が向いても届き切れない可能性があります。
5号艇は「出足」と「回り足」も重要
5号艇のまくり差しでは、
直線の伸びだけでなく、
ターン後の押し
も重要です。
艇と艇の間へ入り、
ターン出口で前へ出る必要があるからです。
そのため周回展示では、
ターン後にスムーズに加速しているか
を見ることも重要です。
F持ちの4号艇は要注意
4号艇がF1の場合、
平均STが速くても、
本番では慎重になる可能性があります。
すると、
4号艇の攻めが弱くなる
↓
5号艇への展開も消える
ということがあります。
そのため、
5号艇を狙う場合でも、
4号艇のF状況
を見る必要があります。
F持ちの5号艇も見る
5号艇自身がF1の場合も、
4号艇についていけるか
を慎重に見ます。
たとえば、
4号艇平均ST0.10
5号艇平均ST0.12・F1
なら、
もともとのスタート力はあります。
展示STも良ければ、
F持ちでも十分についていける可能性があります。
一方、
平均ST0.18・F1
なら、
少し評価を下げます。
前付けがあると位置関係が変わる
進入が変わると、
4号艇と5号艇が、
4・5コースにならない
可能性があります。
たとえば、
6号艇が前付けして、
1-6-2 / 3-4-5
なら、
艇番4は5コース
艇番5は6コース
になります。
この場合、
「4号艇がカドで、5号艇がその外」
という前提が崩れます。
そのため、
実際の進入を見る
ことが重要です。
5号艇を狙いやすい5つの条件
初心者の方は、次の5つから確認すると分かりやすいです。
1. 4号艇がカドから攻められる
平均ST・展示を確認。
2. 5号艇もスタートが速い
4号艇についていけるか確認。
3. 4・5号艇の展示が良い
ダッシュ勢の機力を確認。
4. 3号艇が壁になりにくい
4号艇が攻められるか確認。
5. 5号艇のモーター・回り足が良い
展開を生かせるか確認。
これらが揃うほど、
5号艇のまくり差しを考えやすくなります。
狙いにくい5号艇
逆に、次のような5号艇は慎重に見ます。
4号艇がスタート遅い
展開が作られにくい。
3号艇が強い壁
4号艇が攻められない。
5号艇自身のSTが遅い
4号艇についていけない。
5号艇の展示・モーターが弱い
展開を生かせない。
進入が変わる
5コースという前提が崩れる。
5号艇だけを見るのではなく、
前にいる艇との関係
が非常に重要です。
BOAT LAB ANALYSIS|5号艇が面白いレース
たとえば、
4号艇
4コース・カド
平均ST 0.10
展示ST 0.05
展示1位
モーター上位
5号艇
5コース
平均ST 0.12
展示ST 0.07
展示2位
モーター上位
3号艇
平均ST 0.19
展示5位
なら、
かなり5号艇に展開が向きやすい条件です。
4号艇が3号艇を超えて攻める
↓
内側が4号艇に反応
↓
5号艇がその間へ入る
という形を考えます。
BOAT LAB ANALYSIS|5号艇を狙いにくいレース
逆に、
4号艇
平均ST0.19
展示5位
モーター下位
5号艇
平均ST0.11
展示1位
3号艇
平均ST0.10
展示2位
だったとします。
5号艇自身は良いです。
しかし、
4号艇が攻められず、
3号艇が壁になります。
この場合、
5号艇が展開を得るのは難しい
と考えます。
つまり、
5号艇自身が強いだけでは足りない
ということです。
4号艇と5号艇を「セット」で見る
競艇では、
艇を1艇ずつ独立して評価する
だけでは見えない展開があります。
4号艇が攻めれば、
5号艇が有利になる。
3号艇が壁なら、
4・5号艇が苦しくなる。
このように、
隣り合う艇の関係
を見ることが重要です。
特に4・5号艇は、
カド攻め
+
まくり差し
という形で連動しやすい組み合わせです。
5号艇の1着だけではなく2・3着も考える
5号艇に展開が向いても、
必ず1着まで届くとは限りません。
たとえば、
4号艇が1着
1号艇が残す
5号艇が3着
という形もあります。
そのため、
5号艇の評価は、
1着候補
だけでなく、
2・3着への浮上
も含めて考えます。
「攻める艇」と「展開をもらう艇」を分ける
BOAT LABでは、
レースを分析するとき、
攻める艇
と
展開をもらう艇
を分けて考えます。
たとえば、
4号艇=攻める艇
5号艇=展開をもらう艇
です。
この考え方を持つと、
単純な選手比較だけでは見えない、
レースの流れ
を考えやすくなります。
BOAT LAB式|5号艇を見る順番
STEP 1 進入
本当に4・5コースになるか確認。
STEP 2 4号艇を見る
カドから攻められる条件か確認。
STEP 3 3号艇を見る
4号艇の壁にならないか確認。
STEP 4 5号艇のSTを見る
4号艇についていけるか確認。
STEP 5 4・5号艇の展示・モーターを見る
機力の裏付けを確認。
STEP 6 1号艇の抵抗力を見る
攻防が起きて差し場ができるか確認。
この順番で見ると、
5号艇のまくり差しをより具体的にイメージできます。
BOAT LABでは5号艇をどう評価する?
BOAT LABでは、
5号艇単体の数字だけでは評価しません。
まず、
すぐ内側にいる4号艇
を見ます。
4号艇が、
カド
平均ST上位
展示上位
モーター上位
なら、
攻める可能性を高く評価します。
次に5号艇が、
平均ST上位
展示良好
モーター良好
なら、
4号艇の攻めについていく可能性を考えます。
さらに、
3号艇が壁にならない
内側が4号艇へ抵抗する
という条件が揃えば、
5号艇のまくり差しに注目します。
4号艇の攻め × 5号艇の追走力 × 内艇の抵抗 × 機力
複数のデータから、
5号艇に本当に展開が向くのかを見ることがBOAT LABの基本です。
まとめ
5号艇は、基本的には外側の不利なコースです。
しかし、
4号艇がカドから強く攻めるレースでは、
5号艇にまくり差しの展開が向く
ことがあります。
見るべきポイントは、
4号艇が攻められるか
5号艇がその攻めについていけるか
です。
特に、
4号艇
平均ST速い
+
展示上位
+
モーター上位
そして、
5号艇
平均ST速い
+
展示上位
+
モーター良好
なら、
4→5の連動を意識します。
さらに、
3号艇が壁になりにくい
内側が4号艇へ抵抗する
という条件があれば、
5号艇が艇間へ入るスペースが生まれる可能性があります。
BOAT LABでは、
「5号艇が強いか」
だけではなく、
「4号艇がどんな展開を作り、その結果5号艇に何が起こるか」
まで考えます。
これが、
まくり差しを展開から読む基本です。