競艇予想では、
選手成績
平均ST
モーター
展示タイム
展示ST
周回展示
今節成績
コース成績
オッズ
など、
多くのデータがあります。
しかし、
データが多いほど、
「結局どこから見ればいいの?」
と迷いやすくなります。
BOAT LABでは、
すべてのデータを同じように見るのではなく、
順番を決めて分析する
ことを重視します。
まず、
そのレースが予想しやすいかを見る。
次に、
進入を確認。
平均STやモーターから、
事前の展開を作る。
展示で直前補正。
そこから、
攻め手
本命
相手
消し艇
を決める。
最後に、
本線・対抗・穴
へ買い目を整理します。
そして、
レース後には、
予想と結果のズレを検証します。
この記事では、
これまでBOAT LABで解説してきた競艇データ分析を、
レース選びからレース後検証まで
ひとつの流れとして整理します。
BOAT LAB式分析の全体像
最初に、
全体の流れを確認します。
STEP1
レースを選ぶ
↓
STEP2
進入を確認する
↓
STEP3
1号艇の信頼度を見る
↓
STEP4
平均STを比較する
↓
STEP5
モーターを確認する
↓
STEP6
今節・前走内容を見る
↓
STEP7
攻め手を仮決定する
↓
STEP8
展示で直前補正する
↓
STEP9
本命・相手・消し艇を決める
↓
STEP10
1着・2着・3着候補へ分ける
↓
STEP11
本線・対抗・穴を作る
↓
STEP12
オッズを確認する
↓
STEP13
買うか見送るか最終判断
↓
STEP14
レース後に検証する
これが、
BOAT LAB式の基本的な流れです。
STEP1|まず「予想するレース」を選ぶ
競艇では、
すべてのレースを同じように予想する必要はありません。
むしろ、
最初に、
データから展開を作りやすいレースか
を見ることが重要です。
たとえば、
1号艇が明確に強い。
4号艇が明確な攻め手。
平均STに大きな差がある。
展示やモーターも同じ方向。
こうしたレースは、
展開を整理しやすくなります。
逆に読みにくいレースもある
たとえば、
6艇のST差がほとんどない。
展示も接近。
モーター評価もバラバラ。
進入も不安。
攻め手候補が3艇以上。
このようなレースでは、
どの展開も説明できてしまいます。
BOAT LABでは、
こうしたレースを、
無理に予想しない
という選択もします。
狙いやすいレースの基本
BOAT LABでは、
特に、
次のようなレースを整理しやすいと考えます。
1号艇が明確に強い
逃げシナリオが作りやすい。
攻め手が1艇に絞れる
3号艇または4号艇など。
ST差がはっきりしている
誰が先に出るか読みやすい。
モーター・展示が一致
複数データが同じ方向。
攻め手と展開先が見える
4号艇攻め→5号艇追走など。
STEP2|進入を確認する
次に見るのが、
進入
です。
競艇予想では、
艇番より、
実際にどのコースから走るか
が重要です。
基本的には、
1-2-3 / 4-5-6
の枠なり進入を想定できます。
しかし、
前付け
進入変更
深イン
などがあると、
予想の前提が変わります。
進入が変われば役割も変わる
たとえば、
4号艇を、
4コース・カド
として評価していた。
しかし、
実際は5コース。
なら、
カド攻めという勝ち筋が変わります。
つまり、
コースが変われば、同じ艇でも評価方法を変える
必要があります。
STEP3|1号艇の信頼度を見る
進入を確認したら、
まず、
1号艇が逃げられるか
を考えます。
競艇では、
1コースがレースの中心になるケースが多いためです。
見るのは、
1コース成績。
平均ST。
モーター。
展示。
そして、
外の攻め手。
です。
1号艇が強いレース
たとえば、
1号艇が、
イン成績◎
平均ST◎
モーター○
展示○
さらに、
3・4号艇に強い攻め手なし。
なら、
逃げを本線にしやすくなります。
1号艇が危ないレース
逆に、
1号艇が、
平均ST遅い
モーター下位
展示弱い
さらに、
4号艇がカドでST◎。
なら、
イン逃げ信頼度を下げます。
ただし、
第41号で扱ったように、
1着危険=完全消し
とは限りません。
2・3着へ残す可能性があります。
STEP4|平均STを比較する
次に、
平均ST
を見ます。
ただし、
数字を単独で見るのではありません。
重要なのは、
周囲との比較
です。
3号艇なら2号艇と比較
3号艇が攻めるには、
2号艇を超える必要があります。
たとえば、
3号艇0.09
2号艇0.19
なら、
3号艇が攻める条件が見えます。
4号艇なら3号艇と比較
4号艇カドなら、
3号艇より先行できるか
が重要です。
4号艇0.08
3号艇0.20
なら、
カド攻めを考えやすい。
逆に、
3号艇0.07
4号艇0.11
なら、
3号艇が壁になる可能性があります。
5号艇なら4号艇との差を見る
5号艇は、
4号艇の攻めについていくケースがあります。
4号艇0.08
5号艇0.11
なら、
追走しやすい。
4号艇0.08
5号艇0.23
なら、
置かれる可能性があります。
BOAT LABでは「相対ST」を重視
平均ST0.15だから速い。
0.18だから遅い。
だけではありません。
誰より速いのか。
誰より遅いのか。
を見ます。
つまり、
ST順位ではなく、展開に必要な隣艇比較
を行います。
STEP5|モーターを確認する
次に、
モーター成績を見ます。
特に、
モーター2連対率などから、
過去の機力実績を確認します。
ただし、
モーター1位だから、
1着。
とは考えません。
モーターは「基礎評価」
BOAT LABでは、
モーターを、
過去の機力評価
として使います。
その後、
展示で、
今回の直前気配を確認します。
たとえば、
モーター◎
展示◎
なら、
評価を強化。
モーター◎
展示×
なら、
少し評価ダウン。
モーター×
展示◎
なら、
今回気配を評価アップ。
という使い分けです。
モーター順位より数値差を見る
たとえば、
1位38%
2位37%
3位36%。
なら、
大きな差ではありません。
一方、
1位52%
6位22%。
なら、
差は大きい。
つまり、
順位だけでなく、
実際の数字の差
も確認します。
STEP6|今節成績と前走を見る
モーターまで確認したら、
現在の開催での状態も見ます。
ここで使うのが、
今節成績
前走内容
です。
ただし、
着順だけでは判断しません。
今節成績は「内容」を見る
1着・1着・2着。
だから絶好調。
とは限りません。
1コースばかりだったのか。
外コースでも上位だったのか。
STはどうだったか。
どんな決まり手だったか。
を確認します。
前走1着も同じ
前走1着。
しかし、
1コース逃げ。
今回は5コース。
なら、
前走の勝ち方をそのまま使えません。
逆に、
前走4カドから好STでまくり1着。
今回も4カド。
なら、
非常に使いやすい材料になります。
「今回に再現できるか」を見る
今節成績も、
前走も、
最終的には、
今回のコースで同じ強みを使えるか
を考えます。
STEP7|攻め手を仮決定する
ここまでの、
進入
1号艇
平均ST
モーター
今節
前走
を使って、
誰がレースを動かすか
を仮決定します。
これが、
BOAT LABの展開分析の中心です。
1号艇が主導なら逃げ
1号艇が、
イン成績
ST
ターン
モーター
で安定。
外に明確な攻め手なし。
なら、
1号艇逃げ
を基本シナリオにします。
3号艇が攻めるケース
2号艇よりST優位。
展示も良い。
内艇に弱点。
なら、
3号艇まくり
を考えます。
その外の4号艇が、
展開をもらう可能性があります。
4号艇が攻めるケース
4カド。
平均ST◎。
3号艇より速い。
伸びも良い。
なら、
4号艇攻め。
その外の5号艇が、
追走候補になります。
攻め手はできるだけ1艇に絞る
3号艇も攻める。
4号艇も攻める。
5号艇も強い。
となると、
展開が増えます。
できれば、
誰が最もレースを動かしそうか
を決めます。
決められない場合は、
レース難易度を上げます。
STEP8|展示で直前補正する
ここから、
レース直前の情報を追加します。
見るのは、
展示進入。
展示ST。
展示タイム。
周回展示。
です。
展示でゼロから予想を作らない
展示前に、
ある程度、
仮説を作っています。
展示は、
その仮説を、
強化・維持・弱化
するために使います。
展示進入
想定どおりか。
カド位置は変わっていないか。
深インになっていないか。
まずここです。
展示ST
平均STと比較。
さらに、
隣艇とのST差を見る。
平均ST◎
展示ST◎
なら、
スタート評価を強化。
展示タイム
何位かだけではなく、
2位以下とのタイム差
を見ます。
1位6.70
2位6.71
なら、
差は小さい。
1位6.64
2位6.75
なら、
かなり目立ちます。
周回展示
ターン
出足
伸び
艇の安定感
を確認します。
ただし、
コースによって重視する部分を変えます。
1号艇ならターン・出足
逃げに必要。
2号艇なら出足・ターン
差しに必要。
3・4号艇ならST・伸び
攻めるために重要。
5号艇ならターン・出足
攻め手についていき、
空いた場所へ入るために必要。
展示データがバラバラなら役割優先
展示ST◎
展示タイム×
周回展示○。
このように、
データが揃わないことがあります。
その場合、
今回その艇が何をする必要があるか
を考えます。
4号艇カドなら、
ST・伸び。
2号艇差しなら、
ターン・出足。
つまり、
展示データそのものに固定順位をつけない
ことが重要です。
STEP9|本命・相手・消し艇を決める
展示まで確認したら、
最終的な、
本命
相手
消し艇
を整理します。
本命は「データ1位の艇」ではない
BOAT LABでは、
本命を、
最も1位データが多い艇
とは考えません。
本命は、
勝ち筋が明確で、その勝ち筋を複数データが支持する艇
です。
たとえば、
4号艇。
カド。
平均ST◎。
展示ST◎。
展示タイム◎。
3号艇ST遅い。
なら、
4号艇のカド攻めという勝ち筋が明確です。
本命の負け筋も考える
本命を決めたら、
最後に、
この艇が負けるなら何が起きる?
を考えます。
4号艇本命なら、
3号艇が壁。
1号艇が受け止める。
本番STで遅れる。
などです。
負け筋が多ければ、
確信度を下げます。
相手は本命との関係で選ぶ
相手候補は、
単純にデータ2位
ではありません。
本命の展開によって、
得をする艇
を探します。
4号艇本命なら
5号艇追走。
1号艇残し。
が代表的です。
3号艇本命なら
4号艇追走。
1号艇残し。
を確認します。
2号艇差しなら
1号艇残し。
外艇浮上。
を考えます。
消し艇は「弱い艇」ではない
消し艇とは、
1〜3着へ来るシナリオを作りにくい艇
です。
展示6位だから消し。
モーター6位だから消し。
ではありません。
STも弱い。
展示も弱い。
モーターも弱い。
展開もない。
というように、
複数の悪材料が同じ方向なら、
消しやすくなります。
完全消しと着順消しを分ける
たとえば、
5号艇。
1着×
2着△
3着○。
なら、
完全消しではありません。
3着だけ残せます。
6号艇も、
1・2着×
3着○
というケースがあります。
つまり、
艇単位ではなく着順単位で消す
ことが重要です。
STEP10|1着・2着・3着候補へ分ける
ここで、
各艇を、
1着候補
2着候補
3着候補
へ分けます。
これによって、
3連単の買い目を作りやすくなります。
1着候補
勝ち筋がある艇。
1号艇逃げ。
2号艇差し。
3号艇まくり。
4号艇カド攻め。
などです。
基本的には、
1〜2艇程度まで絞れると、
レースを整理しやすくなります。
2着候補
本命の動きに対して、
残す艇。
追走する艇。
を中心にします。
たとえば、
4号艇本命なら、
5号艇追走。
1号艇残し。
3着候補
2着候補より、
少し広げられます。
内艇残し。
攻め手のさらに外。
展開浮上。
などです。
ただし、
3着全艇流しにはしません。
BOAT LAB ANALYSIS|着順分けの例
たとえば、
1号艇
1着○
2着◎
3着○
2号艇
1着×
2着△
3着△
3号艇
1着×
2着×
3着△
4号艇
1着◎
2着◎
3着○
5号艇
1着△
2着◎
3着◎
6号艇
1着×
2着△
3着○
というように分けます。
ここから、
自然な並びだけを作ります。
STEP11|本線・対抗・穴を作る
買い目候補ができたら、
すべてを同じ評価にしません。
本線
対抗
穴
に分けます。
本線
最も自然な展開。
最も少ない条件で成立。
データ一致度も高い。
対抗
本線とは一部違うが、
十分成立する。
穴
追加条件が必要。
しかし、
展開上説明できる。
BOAT LAB ANALYSIS|4号艇本命
たとえば、
4号艇攻め。
5号艇追走。
1号艇残し。
なら、
本線
4-5-1
対抗
4-1-5
穴
4-5-6
のように整理できます。
穴=高配当ではない
穴は、
高いオッズだから
ではありません。
4号艇攻め。
5号艇追走。
さらに、
内艇が大きく崩れて、
6号艇浮上。
というように、
本線より条件が増えるから、
穴です。
STEP12|最後にオッズを見る
買い目まで作ったら、
ここで初めて、
オッズを最終確認します。
BOAT LABの基本は、
データ → 展開 → 買い目 → オッズ
です。
オッズから予想を作らない
人気だから本命。
高配当だから穴。
という順番にはしません。
まず、
自分のデータ分析で、
勝ち筋と買い目を作ります。
その後、
市場評価と比較します。
オッズとのズレは再確認材料
たとえば、
自分では、
4-5-1本線。
しかし市場では、
かなり人気薄。
この場合、
すぐに、
「おいしい」
と考えるのではなく、
何か見落としていないか
を確認します。
進入。
展示。
相手関係。
を再点検します。
STEP13|最終的に「買う・見送る」を決める
ここまで分析しても、
本命が3艇。
2着候補4艇。
3着候補全艇。
という状態なら、
レースが難しい可能性があります。
この場合、
無理に買い目を作りません。
見送りも分析結果
BOAT LABでは、
見送りを、
予想できなかった失敗
とは考えません。
データが割れている。
進入不安。
攻め手不明。
相手を絞れない。
ということが分かった。
これも分析結果です。
最終チェック7項目
買い目確定前に、
確認します。
1. 進入は想定どおり?
2. 展示STは平均STと一致?
3. 展示タイムに差がある?
4. 周回展示は役割に合う?
5. 本線・対抗・穴は矛盾していない?
6. 消し艇を理由なく復活させていない?
7. オッズを最後に確認した?
この7つです。
買い目は一文で説明できるか
たとえば、
4-5-1なら、
「4号艇がカドから攻め、5号艇が追走、1号艇がインから3着に残す」
と説明できます。
このように、
買い目を一文で説明できるか
を確認します。
説明できなければ、
その買い目は、
根拠が弱い可能性があります。
STEP14|レース後に検証する
レースが終わったら、
当たった
外れた
だけで終わらせません。
確認するのは、
進入。
本番ST。
攻め手。
実際の展開。
着順。
買い目。
です。
外れた原因を分類する
たとえば、
進入ズレ
想定と違った。
STズレ
攻め手がスタートで出られなかった。
展開ズレ
別の艇が攻めた。
着順ズレ
艇候補は合っていたが順番違い。
買い目ズレ
候補にはあったが最終的に削った。
このように分けます。
的中したレースも検証する
結果が当たっても、
予想していた展開と違った
ということがあります。
その場合、
結果○
展開×
と記録できます。
つまり、
的中=分析すべて正解
とはしません。
予想データを記録する
BOAT LABでは、
レース後、
最低限、
次の情報を残すと、
分析へつなげやすくなります。
本命
攻め手
想定進入
本番進入
本番ST
実際の展開
本線・対抗・穴
結果
ズレた原因
これらです。
データを蓄積する
1レースだけでは、
偶然があります。
そのため、
10レース。
30レース。
50レース。
100レース。
と、
同じ基準で記録します。
10レース
記録方法を確認。
30レース
最初のクセを発見。
50レース
パターン比較。
100レース
全体傾向を確認。
そして、
次の100レースでも、
同じ傾向が出るか確認します。
的中率だけで評価しない
記録がたまったら、
的中率だけではなく、
本命1着一致率。
2着候補精度。
3着候補精度。
消し艇精度。
平均買い目。
見送り率。
回収率。
などを確認します。
本命は合うが買い目が外れる場合
たとえば、
本命1着は、
かなり合っている。
しかし、
最終的中が少ない。
なら、
相手
着順配置
買い目
を改善します。
本命ロジックをすぐに変える必要はありません。
本命から外れる場合
逆に、
本命1着が少ない。
なら、
攻め手
平均ST
コース
展示
の評価方法を見直します。
つまり、
外れた場所によって改善する場所を変える
ことが重要です。
BOAT LAB式|時間軸で整理する
データは、
時間軸で分けると、
さらに分かりやすくなります。
長期データ
選手成績
平均ST
コース別成績
モーター
↓
今節データ
今節成績
今節ST
前走内容
↓
直前データ
進入
展示ST
展示タイム
周回展示
↓
レース後データ
本番ST
決まり手
着順
予想とのズレ
この4段階です。
長期データだけでは足りない
平均STが速い。
モーターが良い。
しかし、
今回展示が悪い。
ということがあります。
そのため、
長期データから事前評価を作り、
直前で修正します。
直前データだけでも足りない
逆に、
展示ST1位。
展示タイム1位。
だから本命。
とも限りません。
平均ST。
モーター。
コース。
攻め手。
を含めて考えます。
BOAT LAB式で最も重要な考え方
ここまで、
多くのデータを扱ってきました。
しかし、
BOAT LAB式で、
最も重要なのは、
データの数ではありません。
データを展開へ変換すること
です。
平均STを見る目的
順位をつけるためではありません。
誰が誰より先に出るか
を見るためです。
モーターを見る目的
モーターランキングを作るためではありません。
攻める力
残す力
追走する力
を補強するためです。
展示を見る目的
展示1位を買うためではありません。
事前仮説が、
今回も成立するか
確認するためです。
今節成績を見る目的
1着が多い選手を買うためではありません。
今回と同じ強みを、
今節発揮できているか
を見るためです。
オッズを見る目的
人気艇を買うためでも、
高配当を探すためでもありません。
自分の分析と、
市場評価のズレを確認するためです。
最終的に見るのは「誰が得をするか」
競艇の展開予想では、
誰が攻めるか
だけではなく、
その攻めによって誰が得をするか
が重要です。
3号艇が攻める。
↓
4号艇が展開をもらう。
4号艇が攻める。
↓
5号艇が追走。
1号艇が攻められる。
↓
それでも2・3着へ残す可能性。
この関係を考えます。
BOAT LAB ANALYSIS|完全実践例
ここまでの流れを、
ひとつの例で整理します。
たとえば、
次のようなレースだったとします。
| 艇 | 平均ST | モーター | 展示ST | 展示順位 |
|---|---|---|---|---|
| 1号艇 | 0.14 | 2位 | 0.13 | 3位 |
| 2号艇 | 0.19 | 5位 | 0.20 | 6位 |
| 3号艇 | 0.18 | 4位 | 0.18 | 5位 |
| 4号艇 | 0.08 | 1位 | 0.03 | 1位 |
| 5号艇 | 0.11 | 3位 | 0.07 | 2位 |
| 6号艇 | 0.17 | 6位 | 0.15 | 4位 |
進入は、
枠なり。
4号艇はカド。
① 1号艇を見る
1号艇は、
ST0.14。
モーター2位。
展示3位。
悪くありません。
インから残せる材料があります。
② 4号艇を見る
4号艇は、
平均ST0.08。
展示ST0.03。
展示1位。
モーター1位。
さらにカド。
3号艇は、
ST0.18。
展示5位。
つまり、
4号艇が、
3号艇よりかなり攻めやすい。
4号艇を攻め手候補
にします。
③ 5号艇を見る
5号艇は、
平均ST0.11。
展示ST0.07。
展示2位。
4号艇とのST差も大きくありません。
4号艇の外から、
追走できる可能性があります。
④ 2・3号艇を見る
2・3号艇は、
ST
展示
ともに弱い。
4号艇に攻められる側。
評価を下げます。
⑤ 6号艇を見る
6号艇は、
展示4位。
STも突出せず。
ただし、
4・5号艇が強く攻め、
内艇が崩れるなら、
3着浮上の余地があります。
⑥ 着順評価
1号艇
1着○
2着◎
3着○
4号艇
1着◎
2着◎
5号艇
1着△
2着◎
3着◎
6号艇
1着×
2着△
3着○
⑦ 買い目分類
本線
4-5-1
4攻め
→5追走
→1残し
対抗
4-1-5
4攻め
→1が2着残し
→5が3着
穴
4-5-6
4攻め
→5追走
→内艇崩れで6浮上
このように、
ひとつの展開から、
買い目を作ります。
この分析のポイント
重要なのは、
4号艇が、
モーター1位だから本命
ではありません。
平均ST。
展示ST。
展示タイム。
カド。
そして、
3号艇との比較。
これらが、
4号艇攻め
という同じ展開を支持しています。
さらに、
5号艇が、
その展開から得をする。
1号艇が、
インから残す。
という関係を作っています。
これが、
BOAT LAB式の基本です。
データが揃わない場合は?
逆に、
4号艇、
平均ST◎。
展示ST×。
展示タイム×。
3号艇もST◎。
5号艇も弱い。
なら、
4号艇攻めの確信度は下がります。
この場合、
無理に、
4号艇本命
としません。
データが割れているレース
として、
見送りも検討します。
BOAT LAB式|最重要チェックリスト
レースを予想するとき、
最後に、
次を確認できます。
レース選び
攻め手を絞れるか?
進入
想定コースで走るか?
1号艇
逃げる・残す・崩れるのどれか?
平均ST
誰が誰より先に出る?
モーター
機力の裏付けはある?
今節・前走
今回にも再現できる内容か?
展示ST
事前ST評価と一致?
展示タイム
明確な差はある?
周回展示
今回の役割に必要な気配はある?
攻め手
誰がレースを動かす?
本命
勝ち筋を一文で説明できる?
相手
本命の動きで誰が得をする?
消し
1〜3着へ来る道がある?
本線
最も自然な展開はどれ?
オッズ
最後に市場とのズレを確認。
見送り
本当に絞れるレースか?
この順番です。
データ分析でやってはいけない5つ
最後に、
BOAT LAB式で避けたい分析を整理します。
1. 1つのデータだけで決める
展示1位だから。
モーター1位だから。
平均ST1位だから。
だけで決めない。
2. 人気順を予想にする
人気は最後に確認。
3. 強い艇=1着と決める
2・3着適性も考える。
4. 不安だから買い目を増やす
追加するなら根拠を求める。
5. 結果だけで分析ルールを変える
複数レースで検証する。
この5つです。
BOAT LABが目指すデータ分析
BOAT LABでは、
「この艇は絶対来る」
という考え方ではなく、
複数のデータから、
どの展開が最も説明しやすいか
を考えます。
平均ST。
モーター。
展示。
今節。
前走。
それぞれ単独では、
未来の結果を確定できません。
しかし、
複数のデータが、
同じ方向を示すことで、
レースの仮説を作ることができます。
そして、
その仮説から、
1着
2着
3着
を整理します。
予想は「艇ランキング」ではなく「展開シナリオ」
BOAT LAB式で、
最も避けたいのは、
6艇を、
1位
2位
3位
と並べるだけの予想です。
競艇では、
2番目に強い艇が、
必ず2着になるわけではありません。
4号艇が攻めれば、
5号艇が得をする。
1号艇が逃げれば、
2号艇が差し残す。
つまり、
着順は、
艇同士の関係
で決まります。
「攻め手→展開先」が中心
BOAT LABでは、
まず、
攻め手。
次に、
その攻めで、
誰が残るか。
誰が追走するか。
誰が崩れるか。
を考えます。
この流れが、
買い目の中心です。
そして結果を次へ戻す
レースが終わったら、
結果を記録。
予想と比較。
改善点を残す。
そのデータを、
次の予想へ戻します。
つまり、
BOAT LAB式は、
一方通行ではありません。
分析 → 予想 → 結果 → 検証 → 改善 → 次の分析
という循環です。
まとめ
競艇には、
多くのデータがあります。
平均ST。
コース成績。
モーター。
今節成績。
前走。
展示ST。
展示タイム。
周回展示。
オッズ。
しかし、
大切なのは、
データの数ではありません。
どの順番で見て、どう展開へ変換するか
です。
BOAT LABでは、
まず、
予想しやすいレースを選びます。
次に、
進入。
1号艇。
平均ST。
モーター。
今節。
前走。
から、
事前の展開を作ります。
そして、
展示ST
展示タイム
周回展示
で直前補正。
そこから、
攻め手。
本命。
相手。
消し艇。
1・2・3着候補。
を決めます。
買い目は、
本線
対抗
穴
へ優先順位をつけます。
最後にオッズを確認し、
それでも展開を絞れないなら、
見送ります。
そして、
レース後には、
進入
本番ST
攻め手
展開
買い目
を振り返り、
次の予想へつなげます。
BOAT LAB式の中心にあるのは、
「良いデータを持つ艇を探すこと」ではありません。
「複数のデータから、最も自然な展開を作ること」
です。
そして、
攻め手 → 残す艇 → 追走艇 → 浮上艇
という関係から、
着順を組み立てます。
予想を出して終わりではなく、
結果を記録し、
一定数のレースを検証し、
再現するパターンを探す。
これが、
BOAT LAB式 競艇データ分析の完全手順
です。