競艇予想の成績を見るとき、
最も分かりやすい数字のひとつが、
的中率
です。
10レース中5レース的中なら、
的中率50%。
10レース中2レース的中なら、
的中率20%。
数字だけを見ると、
50%の方が良い予想に見えます。
しかし、
BOAT LABでは、
的中率だけで予想の良し悪しを判断しません。
なぜなら、
買い目の数
狙っている配当帯
本命の精度
見送ったレース
などによって、
的中率の意味が変わるからです。
この記事では、
競艇予想の成績を評価するときに、
どんな数字を見ればいいのかを解説します。
的中率とは?
的中率は、
予想したレースのうち、
どれくらい的中したか
を表す数字です。
たとえば、
20レース予想して、
5レース的中。
なら、
的中率は25%です。
計算としては、
的中レース数 ÷ 予想レース数 × 100
です。
非常に分かりやすい指標ですが、
これだけでは、
予想全体を評価できません。
的中率が高くても買い目が多い場合がある
たとえば、
A予想。
10レース中5レース的中。
的中率50%。
しかし、
毎レース30点。
一方、
B予想。
10レース中3レース的中。
的中率30%。
しかし、
毎レース5点。
この場合、
的中率だけでは、
AとBのどちらが優れているか
判断できません。
つまり、
何点買ってその的中率なのか
も重要です。
買い目を増やせば的中率は上げやすい
極端に言えば、
候補を広げれば、
的中する可能性は高くなります。
しかし、
それでは、
第31号で扱った、
買い目を絞る考え方
と逆になります。
そのため、
BOAT LABでは、
的中率を見るとき、
買い目数とセット
で考えます。
的中率だけを目標にしない
的中率を上げることだけが目的になると、
不安だから買い目を追加。
人気艇だから追加。
3着は全部。
という予想になりやすくなります。
これでは、
データ分析で買い目を整理する意味が薄れます。
重要なのは、
根拠のある買い目で、予想精度を検証すること
です。
指標1|的中率
もちろん、
的中率自体は重要です。
ただし、
単独ではなく、
他の数字と一緒に見ます。
たとえば、
本線的中率。
対抗を含めた的中率。
本命1着一致率。
などへ分解すると、
より分析しやすくなります。
「本線的中率」を分ける
第44号で、
本線
対抗
穴
を分けました。
そのため、
最終的な的中率だけでなく、
本線がどれくらい結果と一致したか
を見ることもできます。
たとえば、
20レース中、
本線的中5。
対抗的中3。
穴的中1。
なら、
最終的には9レースで候補が当たったとしても、
本線精度は25%
という見方ができます。
対抗ばかり来るなら優先順位を見直す
もし、
本線より、
対抗の方が頻繁に的中しているなら、
本線と対抗の順位づけに、
改善余地があるかもしれません。
つまり、
単純な的中数ではなく、
どの評価ランクが結果につながったか
を見ることができます。
指標2|回収率
次に、
よく使われるのが、
回収率
です。
回収率は、
購入した金額に対して、
どれくらい払戻しがあったか
を見る数字です。
計算は、
払戻金額 ÷ 購入金額 × 100
です。
たとえば、
10,000円購入して、
9,000円払戻し。
なら、
回収率90%。
10,000円購入して、
12,000円払戻し。
なら、
回収率120%です。
的中率と回収率は同じではない
たとえば、
的中率50%
でも、
低配当中心なら、
回収率が低い場合があります。
逆に、
的中率20%
でも、
比較的高い配当が含まれれば、
回収率が高くなることがあります。
つまり、
的中率と回収率は別の指標
です。
BOAT LABでは回収率だけでも判断しない
一方、
回収率だけを見ても、
短期間では大きくブレる可能性があります。
たとえば、
10レース中、
1回だけ高配当が的中。
その結果、
一時的に回収率が大きく上がる。
ということがあります。
そのため、
少ないレース数だけで、
「この分析方法は完成した」
とは考えません。
高配当1回の影響を確認する
たとえば、
30レースの回収率が150%。
一見、
非常に良い数字です。
しかし、
その大部分が、
1レースの高配当によるもの
だった場合。
継続的な予想精度とは、
分けて考える必要があります。
つまり、
結果の再現性
を確認します。
指標3|本命1着一致率
BOAT LABで特に重要なのが、
本命艇が実際に1着だった割合
です。
第47号で、
本命艇を記録する方法を紹介しました。
3連単は外れても、
本命が1着
というレースがあります。
これは、
1着予想の精度を見るために使えます。
本命1着一致率が高いなら何が分かる?
たとえば、
100レース予想。
本命艇が1着だったのが、
45レース。
最終買い目の的中は、
20レース。
この場合、
1着分析は一定程度機能している。
しかし、
2・3着の相手選び
に改善余地がある。
という可能性があります。
本命が外れ続けるなら上流を見直す
逆に、
本命1着一致率が低い。
なら、
相手候補より先に、
本命選び
攻め手
勝ち筋
を見直す必要があります。
つまり、
本命精度は、
予想の土台が合っているか
を見る指標になります。
指標4|2着候補・3着候補の一致率
次に、
相手候補の精度です。
たとえば、
本命4号艇。
2着候補、
1・5号艇。
結果、
4-5-1。
なら、
2着候補○。
3着候補にも1号艇を入れていたなら、
3着候補○。
このように、
着順ごとの候補精度を記録できます。
2着候補が弱い場合
本命はよく当たる。
しかし、
2着候補がよく外れる。
なら、
第29号・第43号で扱った、
残し艇
追走艇
の評価を見直します。
3着候補が弱い場合
1・2着は合う。
でも3着が抜ける。
なら、
第28号の、
3着穴
内艇崩れ
外艇浮上
の見方を再確認します。
つまり、
何着目でズレているか
を見ることができます。
指標5|消し艇の精度
第42号で、
消し艇を整理しました。
そこで、
完全消しにした艇が、
実際にどれくらい3着以内へ入ったか
を見ることもできます。
消し艇が頻繁に来るなら基準が厳しい
たとえば、
完全消しにした艇が、
20回中8回、
3着以内へ来ていた。
なら、
消し基準が厳しすぎる
可能性があります。
特に、
5・6号艇の、
3着浮上を消しすぎていないか
確認できます。
消し艇がほとんど来ないなら点数削減に使える
逆に、
完全消しにした艇が、
ほとんど3着以内へ入っていない。
なら、
消し判断が、
買い目削減に機能している可能性があります。
つまり、
消し精度
も、
買い目分析では重要です。
指標6|見送り率
BOAT LABでは、
予想が難しいレースを、
無理に選ばない
という考え方も扱ってきました。
そこで重要になるのが、
見送り率
です。
たとえば、
100レース検討して、
60レース予想。
40レース見送り。
なら、
見送り率は40%です。
見送りが多い=悪いではない
「予想サイトなのだから全部予想するべき」
とは限りません。
データが割れている。
進入が不安定。
攻め手が決まらない。
相手が絞れない。
このようなレースを、
見送ることは、
分析上の選択肢です。
見送りが少なすぎる場合
ほぼ全レースを予想。
どんなレースでも買い目を作る。
となると、
読みにくいレースまで対象になります。
その結果、
買い目が増えたり、
予想の確信度が下がったりする可能性があります。
見送りすぎる場合
逆に、
少しでも難しいと、
すべて見送る。
となると、
検証できるデータが少なくなります。
そのため、
見送り率そのものに、
理想的な固定値がある
とは考えません。
重要なのは、
どんな条件で見送ったのか
です。
見送り判断も検証する
たとえば、
見送ったレースを後から確認します。
本当に展開が難しかったか。
自分の予想では絞れなかったが、
データとしては明確だったか。
こうした振り返りによって、
見送り基準そのものも改善できます。
指標7|平均買い目点数
もうひとつ重要なのが、
1レースあたりの平均買い目点数
です。
たとえば、
10レースで、
合計80点。
なら、
平均8点。
この数字を、
的中率
回収率
と一緒に見ます。
的中率50%でも平均30点なら意味が変わる
たとえば、
A
的中率50%
平均30点
B
的中率35%
平均6点
なら、
単純にAが優れている
とは言えません。
それぞれ、
予想スタイルが違うからです。
BOAT LABでは、
何点でどの精度を出しているか
を確認します。
点数が増え続けていないか確認する
予想を続けるうちに、
外れたくない気持ちから、
平均買い目点数が、
5点
↓
8点
↓
12点
と増えていくことがあります。
この場合、
第31号の、
根拠の弱いシナリオ削減
を見直す必要があります。
BOAT LAB式|見るべき主な指標
整理すると、
予想成績を見るときは、
次のような数字があります。
| 指標 | 何を見る? |
|---|---|
| 的中率 | 最終買い目の結果 |
| 回収率 | 購入額と払戻額の関係 |
| 本命1着一致率 | 1着予想の精度 |
| 2着候補一致率 | 相手・残し・追走の精度 |
| 3着候補一致率 | 穴・浮上艇の精度 |
| 消し艇精度 | 不要艇を外せているか |
| 見送り率 | レース選択の傾向 |
| 平均買い目点数 | 予想の絞り込み度 |
このように、
ひとつの数字だけで判断しません。
的中率が高いのに本命精度が低いケース
たとえば、
的中率は高い。
しかし、
毎レース、
1着候補を3艇。
2・3着も広く購入。
この場合、
的中率は上がりやすいですが、
本命を絞る精度は、
高いとは限りません。
つまり、
的中率だけを見れば、
予想の弱点を見落とす可能性があります。
的中率が低くても本命精度が高いケース
逆に、
最終的な的中率は低め。
しかし、
本命1着一致率は高い。
なら、
2・3着候補
または、
買い目の組み方
に問題がある可能性があります。
この場合、
本命ロジックまで変更する必要はありません。
BOAT LAB ANALYSIS|例
たとえば、
50レースの記録が、
最終的中
12レース
本命1着
24レース
2着候補一致
20レース
3着候補一致
16レース
だったとします。
この場合、
最終的中率は、
24%。
しかし、
本命1着一致率は、
48%。
本命予想は、
最終的中率より高い精度です。
ここから、
2・3着候補の改善
が重要だと分かります。
「本命は当たるのに舟券が当たらない」
この状態は、
非常に重要な分析結果です。
予想全体が悪いのではなく、
相手の着順配置
買い目の削り方
が課題かもしれません。
つまり、
最終的中率だけで、
本命ロジックを変更しないことです。
逆に本命が外れるなら?
50レース中、
本命1着が10レース。
最終的中も8レース。
なら、
そもそも、
1着候補の精度を改善する必要があります。
この場合、
平均ST
コース
攻め手
展示
の使い方を再確認します。
回収率と的中率を同時に見る
たとえば、
パターンA
的中率40%
回収率80%
パターンB
的中率25%
回収率105%
だったとします。
数字だけなら、
どちらが良いかは、
目的によって見方が変わります。
ただし、
短期間の回収率は、
一部の高配当の影響を受ける可能性があるため、
サンプル数と一緒に確認します。
BOAT LABでは「再現性」を重視する
重要なのは、
たまたま1回大きく当たった
ではなく、
同じ条件で、
同じ分析を行ったとき、
似た傾向が出ているか
です。
つまり、
再現性のある判断基準
を探します。
100レース単位で見る考え方
ある程度データがたまったら、
10レース単位だけではなく、
50レース
100レース
など、
少し長い単位でも確認します。
短期では、
偶然の影響が大きいからです。
ただし100レースでも条件を分ける
100レースすべてを、
ひとつの数字だけでまとめると、
特徴が消えることがあります。
たとえば、
1号艇逃げ予想。
4号艇カド攻め予想。
5号艇追走。
3着穴。
など、
条件別にも確認します。
攻め手別に精度を見る
たとえば、
1号艇逃げ本命
30レース中18回1着。
4号艇攻め本命
20レース中7回1着。
というように、
展開別に見ることができます。
これによって、
BOAT LABが、
どのパターンを得意としているか
が見えます。
着順別にも見る
1着候補精度
2着候補精度
3着候補精度
を分けることで、
分析の得意・不得意を確認できます。
たとえば、
1着◎。
2着○。
3着△。
なら、
3着分析の記事やロジックを、
重点的に改善できます。
本線・対抗別にも見る
本線的中率
対抗的中率
穴候補の出現率
を比較します。
もし、
対抗の方が頻繁に正解しているなら、
本線・対抗の順位づけを見直します。
「穴的中率」を無理に高くしない
穴は、
本線より成立条件が多いシナリオです。
そのため、
本線と同じ頻度で来る必要はありません。
穴候補の目的は、
何でも高配当にすること
ではなく、
低評価でも展開上説明できる艇を残すことです。
見送りレースも記録する
見送ったレースについても、
簡単に、
見送り理由
を残すと役立ちます。
たとえば、
進入不安。
攻め手不明。
ST差なし。
展示割れ。
相手候補多すぎ。
などです。
見送り条件ごとに結果を見る
データが増えたら、
たとえば、
「ST差なしで見送ったレース」
が、
実際に荒れやすかったか。
「進入不安で見送ったレース」
が、
予想しにくかったか。
という検証もできます。
見送ったレースの結果を「当てられた」と後悔しない
見送ったあと、
結果が、
1-2-3
だった。
「買えばよかった」
と思うかもしれません。
しかし、
予想時点で、
本線を決められなかったなら、
見送り判断自体は、
結果とは別に評価します。
重要なのは、
予想時点で合理的な判断だったか
です。
的中したから正解、見送ったから失敗ではない
たとえば、
非常に読みにくいレースを、
偶然当てた。
一方、
読みにくいレースを見送った。
結果は人気決着だった。
この2つを、
結果だけで比較しないことが重要です。
BOAT LABでは、
予想プロセスの再現性を重視します。
BOAT LAB式|数字を見る順番
予想成績を評価するときは、
次の順番で見ると分かりやすくなります。
STEP 1 本命精度
1着候補は合っているか。
STEP 2 相手精度
2・3着候補は合っているか。
STEP 3 買い目精度
本線・対抗の順位は適切か。
STEP 4 消し精度
不要な艇を正しく削れているか。
STEP 5 平均点数
買い目が増えすぎていないか。
STEP 6 的中率
最終的にどれくらい的中したか。
STEP 7 回収率
購入額と払戻額の結果を確認。
このように、
最終数字だけでなく、
その前の分析も確認します。
BOAT LAB式|100レース検証表のイメージ
たとえば、
| 指標 | 結果 |
|---|---|
| 対象レース | 100 |
| 予想レース | 65 |
| 見送り | 35 |
| 本命1着 | 31 |
| 最終的中 | 17 |
| 本線的中 | 10 |
| 対抗的中 | 5 |
| 穴的中 | 2 |
| 平均買い目 | 6.4点 |
このような表があれば、
単純な、
「17回当たった」
より、
かなり多くの情報が分かります。
この表から何を見る?
たとえば、
本命1着31回。
最終的中17回。
なら、
本命が1着でも、
14回は最終買い目が外れています。
そこで、
2着・3着候補
買い目の並び
を確認できます。
見送り35レースも重要
100レースのうち、
35レース見送り。
なら、
予想対象を65レースに絞っています。
ここで、
見送り判断が適切だったか
も検証できます。
つまり、
予想成績は、
買ったレースだけではなく、選ばなかったレースも含めて見る
ことができます。
数字に目標を作るときの注意
「的中率50%を目指す」
など、
具体的な目標を作りたくなることがあります。
しかし、
買い目数や対象レースによって、
意味が変わります。
そのため、
単独の数字だけを、
絶対目標にするより、
複数指標を同時に見る方が有効です。
たとえば目標を「改善方向」にする
固定数値ではなく、
たとえば、
平均買い目を増やさず、
本命精度を改善。
完全消し艇の3着内率を下げる。
本線と対抗の順位づけを改善。
など、
分析プロセスに沿った目標にできます。
回収率のために無理に穴を増やさない
回収率を意識すると、
高配当を狙いたくなることがあります。
しかし、
根拠のない穴を増やしても、
予想ロジックは改善しません。
第44号で扱ったように、
穴も、
展開上説明できること
が必要です。
的中率のために人気だけに寄せない
逆に、
的中率を高めたいから、
人気艇だけ。
という方法も、
BOAT LABのデータ分析とは違います。
人気より、
コース
ST
展示
モーター
展開
を先に見ます。
BOAT LABでは的中率をどう考える?
BOAT LABでは、
的中率を、
重要な結果指標のひとつ
として使います。
しかし、
的中率だけでは、
予想のどこが良いのか
どこが悪いのか
分かりません。
そのため、
本命1着一致率。
2着候補。
3着候補。
消し艇。
見送り。
平均買い目。
回収率。
などを、
一緒に確認します。
たとえば、
的中率は低い。
しかし本命精度は高い。
なら、
相手分析を改善。
的中率は高い。
しかし平均買い目30点。
なら、
絞り込みを改善。
回収率が一時的に高い。
しかし高配当1回の影響が大きい。
なら、
長期データを確認。
というように、
数字から改善場所を探す
ことが重要です。
まとめ
競艇予想では、
的中率が高いことは、
ひとつのプラス材料です。
しかし、
的中率が高い=予想ロジックが優れている
とは限りません。
買い目を多くすれば、
的中率は上がりやすくなります。
また、
的中率が低くても、
本命1着精度が高ければ、
相手候補や買い目構成に改善余地がある
ということもあります。
BOAT LABでは、
予想成績を見るとき、
的中率
回収率
本命1着一致率
2着・3着候補の一致
消し艇精度
見送り率
平均買い目点数
などを組み合わせます。
重要なのは、
ひとつの数字を上げることではありません。
予想プロセスのどこが機能し、どこがズレているかを数字から確認すること
です。
また、
短期間の高配当や、
数レースだけの結果で、
分析ルールを大きく変えないようにします。
同じ基準で記録し、
一定数のレースを蓄積し、
条件別に比較する。
そして、
本命
相手
消し
買い目
見送り
のどこを改善すべきかを探します。
BOAT LABでは、
「的中率を上げること」だけではなく、「再現できる分析を増やすこと」
を重視します。
これが、
BOAT LAB式の予想成績評価の基本です。